読んでみては……?(^^)
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投稿日:2011/09/05 |
てんぐざるさん 40代・ママ・埼玉県 女の子16歳、女の子11歳
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なんか、すごく懐かしい感じのする知っている絵だ〜。と思ったら、おかべりかさんって、私と上の子が大好きな富安さんの『ムジナ探偵局』のイラストを担当されている方じゃないですか!
図書館で検索していたら、タイトルが目を惹いたので、さっそく借りてきました。
これは読み聞かせにはあまり適さないので、「読んでみれば」と促したら、何々と手にとって読んでくれました。
うちの子どもたちにはウケました。
4コマ漫画みたいなノリの「よいことは…」っていう普通はちょっとできないけど、できるものならやってみたい夢のような面白いネタがいっぱい描かれていました。
この本に登場する『よい子』たちの表情がとても楽しいので、「よい子」になりたいお子さん、『よい子』を育てたい親ごさん、物は試しに一度は読んでみてもいいんじゃないでしょうか?
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親子で泣いてしまいました。
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投稿日:2011/09/05 |
h503さん 30代・ママ・千葉県 男の子11歳、男の子8歳
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親子と共にいもとようこさんの絵が好きで図書館で借りてきました。久々に読み聞かせをしました。最近ちょっと生意気になった息子と、私との関係で今までの自分とそしてこれからの人生にむけて考えるものがあったようです。あらためて親子っていいなあ・・。
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『死神』を見る人間側の心で
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投稿日:2011/08/24 |
てんぐざるさん 40代・ママ・埼玉県 女の子16歳、女の子11歳
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うちの子どもたちに読みました。
私が図書館から借りてきたら、表紙の絵を気に入り「なにこれ、なにこれ」というので…。
もう下の子は小6、上の子は高校生になってしまいましたが、二人が二人ともこの作品をとても気に入ってくれました。
優しい響きの文章も、ソフトで可愛らしい絵も、最後に少女が“天使”となって帰ってくるところも好みだったようです。
『シニガミさん』(宮西達也:作)も『死神さんとアヒル』(ヴォルフ エァルブルッフ:作)も、
もちろん、この話に登場する死神くんも心優しいキャラクターでした。
また、グリムの昔話に描かれている『シニガミ』の話も、落語に描かれている『シニガミ』の噺も、登場する死神は筋を通していますが、決して怖い存在ではなく、それを見ている人間側の心のとらえ方で見えるイメージが違ってくるように感じました。
特にこの『ちいさな死神くん』では、子どもの死神くんの淋しさが見えて、感情移入してしまいました。
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本は小さいですよ。
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投稿日:2011/08/25 |
h503さん 30代・ママ・千葉県 男の子11歳、男の子8歳
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かつて息子は通常のサイズで何度も読んでいました。この小型サイズならほしいと購入しました。自由な買い物でうらやましいとつぶやきながら、バムとケロのありえないお買い物の様子にいつも笑っています。
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夏休みの自由研究
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投稿日:2011/08/21 |
なお&かずの母さん 40代・ママ・北海道 女の子19歳、男の子16歳、男の子6歳
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ウエズレーは、同じ年の男の子が好きなサッカーもコーラも興味がなく、いつも一人はみ出し、浮いていました。
そんな彼が夏休みの自由研究に「自分だけの文明」を作り出します。庭を耕し、種が飛んできて、誰も見たことのない新しい作物を育て、種や茎から服や飲み物を作り、遊びや文字まで考えます。
夏の日差しの中、植物に囲まれた様子が生き生きと描かれ、夏休みの前の読み聞かせにぴったりです。
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戦争時代の物語をソフトに伝えてくれます
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投稿日:2011/08/18 |
てんぐざるさん 40代・ママ・埼玉県 女の子16歳、女の子11歳
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「かはたれ」シリーズを読んで、朽木さんの文章と、物語の繊細さにファンになり、この夏、下の子の読書感想文にいいんじゃないかと、薦めてみました。
出版社からのおすすめの年齢が、小学校中学年以上ということで、
文字は比較的大きめで、行間も大きめに空いているので、大変読みやすい作りになっています。
本の紹介を読めばわかることですが、作者は広島原爆の被爆2世なので、『原爆』への思いはいろいろあると思います。
けれども、このお話の中に「被害者」としての心情は書き込まれていなかったように思いました。
うちの子は、第2次世界大戦中の広島に落ちた原爆のことが書かれているにもかかわらず、おどろおどろしたところがなく「怖くなかったので、読みやすかった」と言っていました。
この物語はあくまでも、代々常に化かされてしまっている主人公の女の子(也子:かのこ)の家族と、その狐たちとの交流(友情)がメインに描かれていて、たまたま也子と子ぎつねの時代が、戦争の真っただ中だったという印象しかありません。
だから、物語の中に浸かっていると”原爆”が怖いとかいう印象はほとんどなく、「爆弾が投下された中、町へ也子へあげるための花を探しに行ったあの子狐はどうなったんだろう」というところで物語は終わっていきます。
これは、その後がめちゃめちゃ気になる終わり方ですが、すべてを語らない物語だからこそ、受け止めた読者ひとり一人がその後を自由に想像できる終わり方で、私は結構こういう終わり方が好きです。
かわいい狐の子が「あんた、あたしに化かされたい?」って、聞くシーンが私はすごく気に入っています。
とても読みやすい文章です。狐が好きな方、子どもたちに戦争系の物語をソフトに伝えてみたい方、ぜひ、親子で読んでみてください。
この作品は学研の「新・創作シリーズ」というところから出ています。
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小人の名前は・・・
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投稿日:2011/08/14 |
多夢さん 40代・ママ・兵庫県 女の子11歳
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なんとも、読みづらいタイトルです。
しかし、あとあと、このタイトルには重要な意味が
あることがわかります。
グリムの昔話。
わらを紡いで、金にかえることを命じられた娘のところに、
小人が現れて助けてくれます。
優しそうに見えて、かなり年をとっていそうな子悪魔のような小人は、
やはり、とても怖い存在でした。
小人の親切に支払うべき代償が、
一番はじめに生まれた子どもとわかって、ゾッとしました。
やがて、欲深な王さまと結婚します。
これってどうかと思いましたが、
貧乏な粉屋の娘が、幸せを手に入れるのには仕方のないこと
だったのでしょうね。
そして、おきさきになった娘は、可愛らしいあかちゃんを生みます。
誰だって可愛いわが子を手放すなんて出来ません。
おきさきは、当然のことながら泣きました。
すると、可哀想に思った小人が、猶予をあたえます。
「おれの名前をあてられたら、子どもはわたさなくていい」と。
おきさきに、名前を言い当てられた小人の怒りようったら。
最後の結末は、なんともびっくりする幕切れでした。
娘は結構気に入ったようで、何度も読んだと言っていました。
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利口すぎるネコ。
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投稿日:2011/08/14 |
多夢さん 40代・ママ・兵庫県 女の子11歳
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すえむすこが、財産分与でもらったのがネコ一匹。
このネコが、とんでもない富をもたらしてくれました。
有名なペロー童話です。
頭が良くてずる賢い。
知恵を使って獲物をとって、王様に媚をうり、
人食い鬼をもやっつけて、
はては、ネコの主人であるすえむすこを、
お姫さまと結婚させてしまいます。
とにかく、ネコの頭の良さに参りました。
先を見据えた行動にも、頭が下がります。
話のテンポもよく、ぐいぐいと惹きつけられていきました。
ネコの活躍ぶりは、読んでいる者を驚かせ、
気持ちをわくわくさせました。
こんなスゴイねこがいたらお目にかかりたい!
娘も何度か読んだようです。
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子どもの視点
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投稿日:2011/08/13 |
なお&かずの母さん 40代・ママ・北海道 女の子19歳、男の子16歳、男の子6歳
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たっちゃんは、手をつないでもいつも逃げて行ってしまう。突然大きな声をだしたり、自分で頭を叩いてしまう。「どうして?」と僕が問いかけます。子どもの視点からみた自閉症に対する疑問に分かる言葉で優しく説明します。そして母親の育て方が悪いという誤解をときます。何よりたっちゃんは君のことを嫌いではないのだと伝えます。気持ちに合わせた暖色と寒色の絵は、遠目がききます。
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今度のゴーストは海坊主的な…。
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投稿日:2011/08/11 |
てんぐざるさん 40代・ママ・埼玉県 女の子16歳、女の子11歳
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下の子と一緒に読んでいる斉藤洋さんの怖おもしろいライトノベル的なシリーズの第2巻です。
今回は夏菜の親友の春海(はるみ)や、豪快でちょっぴり普通の人よりお金持ちな若いおばさん『知美さん』と、別荘のある海へやってくる話でした。
このシリーズは「ゴースト」ものなので、当然この巻にもゴーストは登場します。
2巻に出てくるのは、海坊主のような黄色いフードをかぶった若い男の人でした!
この巻でも、「俊ちゃん」は、夏菜のためにできることを一生懸命やってくれる“いい男”でした。
斉藤洋さんのテンポのいい、展開のストーリー展開で、今どきの中高生くらいの女の子にはとても読みやすい文章になっています。
(高校生だとさすがにちょっと読みごたえが軽すぎるかもしれませんが、ちょっとした息抜きに読むにはちょうどいいかも)
ちょっぴろ怖いものが好きなお子さんには特におすすめです。
うちの子は小6ですが、十分楽しめたようで、読み出したら一気にガーッと読んでしまいました。
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斉藤洋さんのジャンルの幅は広い!
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投稿日:2011/08/11 |
てんぐざるさん 40代・ママ・埼玉県 女の子16歳、女の子11歳
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「なんかあまり怖くないけど、“怖いぞ〜”ってとこが、かえって、あとに残って、怖かった」というのが、この絵本を読み終わった時のうちのこの感想でした。
でも、全体的に主人このかなが魅力的な女の子で、ストーリーも面白かったので、気に入ったと『学校に出す夏休みの感想文』の1冊に選びました。
主人公の夏菜私立中学の3年生。2年生の時は男の子たちに人気があって、苗字に引っ掛けて「ミス・カナ」と呼ばれていたという。
その夏菜に「ガールフレンドになってほしい」と、声をかけた男の子「俊ちゃん」との出会いから、物語が始まります。
タイトルに『ゴーストログ』とあるように、主人公の夏菜は霊感体質で、この間でも人間ではないものに見込まれて事件に巻き込まれてしまいます。
その事件を解決する折、「俊ちゃん」が見せた男気が、私は気に入ったのですが、うちの子は「そういう俊ちゃん」がいまいち好きではないそうです。小6では、まだまだ“いい男の見分け方”は難しいかな〜。
それにしても、斉藤洋さんは幼児用の絵本から、低年齢向けの児童書といい、歴史もののカッコいい話や、この作品のような今どきの「ライトノベル」というわれるようなジャンル話まで、
それは見事に描けるすごい作家さんだな〜と、改めてファンになってしまいました!
小学校高学年くらいから中高生の女の子たちにお勧めします。
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とくべつって 素敵
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投稿日:2011/08/12 |
なお&かずの母さん 40代・ママ・北海道 女の子19歳、男の子16歳、男の子6歳
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転校生のルイスは変わっている。授業中は大抵壁を見ている。「何見ているの?」と聞いても「見てる。」とずっと壁を見ている。休み時間サッカーをしている中、両手をあげて踊ってるみたいに走り回る。先生がみんなを注意すると言い方そっくりに真似をしてみんなは大笑い。サッカーの得意なサムにやさしくボールのパスを教えて貰い、「うまいぞ、ルイス!」と褒められた。その日はルイスは「うまいぞ!」と言いながらずっとサッカーの絵を描いていた。日が照ってくると、サムは授業中なのに「ルイスとサッカーの練習してきて良い?」と聞き付き添いの先生と遊びに行ってしまう。隣の席の私は、先生に「サムもルイスも今日は特別ってことですか?」と文句を言いました。すると先生は笑いながら「特別?ねえあなたはどう思う?」と答えます。サッカーをしているルイスとサムを見ていると私も何だか嬉しくなってきます。クラスで変わった子がいて、特別な配慮を受けていると、周りの子は羨ましくなってしまうもの。そんな子どもの気持ちが良く描かれています。
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子どもたちは選んで「ここへ」やってきた
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投稿日:2011/08/11 |
てんぐざるさん 40代・ママ・埼玉県 女の子16歳、女の子11歳
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表紙の絵がとてもインパクトがあって、前から読みたいと思っていましたが、やっと読むことができました。
一度自分で黙読して、なるほど〜と感心し、夏休みで家にいたうちの子どもたちに読みました。
うちの下の子は常々≪自分は天使だった。この家の子どもには、自分から選んできたんだ≫と言っている(たぶんかなり妄想ですが…)ので、最後のシーンで、主人公の子が
『……ここに、生まれよてこようと。』というところで、
上の子が「うわ〜、あんたがいる〜!ここにあんたみたなのがいるぅ」と、感動してなのか(?)叫んでいました。
素晴らしい哲学的な(感動的な)作品でしたが、我が家ではちょっとばかり別の興奮が走りました。(*^^*)
でも、まじめな話、新しい命がこの地球上に誕生するとき、その体に入り込む小さな魂たちは、この絵本の子のように、世界や私たちのことを思って、“選んで”ここへやってきてくれているのかもしれませんね。
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スミレ姫オリジナルのすてきな庭!
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投稿日:2011/08/07 |
てんぐざるさん 40代・ママ・埼玉県 女の子16歳、女の子11歳
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以前、図書館で借りてきた『はじめましてスミレひめよ』を気に入った下の子に続きを見つけて借りてきました。
可愛いねずみのスミレ姫が、今度は庭師に頼んで、自分のオリジナルの庭を造ることになった話です。
当初は手入れのしやすい小さな庭を造る予定が、スミレ姫の庭のイメージはどんどん広がり、とんでもなく広い庭になっていきます。
こんな庭があったら、読んでる子どもたちもすっごく喜びそう!
最後のページには完成したスミレ姫の庭が素敵に描かれていて、びっくなプレゼントをもらった気分でした。
うちの子は小さいものとかお花とか大好きなので、喜んでました。
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子どもたちの心をひきつけるものあり!7
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投稿日:2011/08/07 |
てんぐざるさん 40代・ママ・埼玉県 女の子16歳、女の子11歳
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インパクトのあるはじまり方。終わり方も個性的な落ちで、ちょっと落語みたいなストーリーだな〜と、思いました。
うちの上の子が「これはわき役に有名な人たちも出てきてなかなか面白いな〜」とつぶやきながら見ていたら、
下の子も負けじとこそこそ読んでました。
子ども心をつかむお話のようです。(うちの子たちだけの現象だったらごめんなさい)
安田のりさんの絵もはっきりとしていて、遠目も聞きそうでキャラクター的にも見ていて面白かったです。
私としては、2ページ目とラストページに登場する『女官』の正体が気になってしまいました。これは奥さんでしょうか?幼い殿の”女房”でしょうか?
何にせよ、こういう終わり方をするのでしたら、続きがありそうですし、もし続きがあったら読んでみたいな〜と思います。
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永久保存版の貴重な絵だ!
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投稿日:2011/08/04 |
はなしんさん 40代・ママ・東京都 女の子13歳、男の子11歳
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普段は、とても楽しいお話を書いていらっしゃる那須さんが、文章を書かれていることに非常に驚きました。
広島に住んでいた方だったのですね。
息子も、ちょっと驚いた顔で興味深げに、この真面目な絵本を見つめていました。
長い年月をかけて、作られただけに非常に高い完成度に驚きました。
大人にとっても、非常に興味深くじっくりと読むことが出来ます。
原爆体験者でない西村さんが、こんな細密画を描かれたことに敬意を表したいと思います。
相当に綿密に取材をしないと、こんな絵本は描けなかっただろうし、それだけ魂がこもっているのを感じます。
この絵本は、貴重な資料にもなる永久保存版です。
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違いを認め合うこと。
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投稿日:2011/08/03 |
多夢さん 40代・ママ・兵庫県 女の子11歳
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サルマとリリーは、学校では一番の仲良し。
ふたりは何をするのも一緒。
本当に仲の良いふたり。
そんなふたりは、お互いの食べ物に対して、
「まずそう。」「気持ち悪い。」と思っていました。
そして、それを口に出して言ってしまったから大変。
ふたりは、けんかしてしまいます。
「まずそうだ」と言われて、サルマはむっとします。
「気持ち悪いわ」と言われて、リリーは驚きます。
それぞれのサンドイッチは、家族が心を込めて作ってくれたもの。
そんなこと言われたら、誰だって怒りますよね。
ふたりのけんかが、教室のみんなにも飛び火します。
「たべものをなげて、やっつけろ!」
このページは、眉をひそめてしまいました。
(食べ物を粗末にしてはいけないでしょう!)
お互いに違うところを認め合うということは、
簡単ではないかもしれない。
でも、お互いを理解しあえることが出来ると、
友情はさらに深まります。
仲直りが出来て、本当に良かったと思いました。
ラストのパーティーは、いろんな国の料理が並び、
楽しそうで良かったです。
日本の国旗もありました。
日本の料理は、お寿司?でしょうか。
友だちとうまくいかない、友だち関係に悩んでいる、
そんな小学生の子どもたちに読んであげたい。
娘は何度も読んで、「飽きちゃった。」なんて感想を述べてました。
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美しい絵がお薦め
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投稿日:2011/08/04 |
はなしんさん 40代・ママ・東京都 女の子13歳、男の子11歳
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原爆体験という悲しい体験記でありながら、美しい表紙の絵に惹き付けられてしまいます。
どのページも端正で美しい絵で、たんたんと体験が語られています。
その頃の美しい広島の景色を見ることが出来るのも嬉しいです。
美しいからこそ、悲しくなります。
あまり残酷な絵で原爆を見たくない、子供に見せたくないという方には、特にお薦めです。
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大きなごほうび?
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投稿日:2011/08/03 |
多夢さん 40代・ママ・兵庫県 女の子11歳
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アンデルセン童話です。
私はこのお話は知りませんでした。
戦争の任務を終えた兵隊さんが、火うちばこを手に入れたことで、
幸せになるという昔話です。
戦争の帰り道、魔女に呼び止められ、火うちばこを取って来て
ほしいと頼まれます。
木の穴に入ると、銅貨を守る犬の部屋、次に銀貨を守る犬の部屋、
そして、金貨と魔法の火うちばこを守る犬の部屋がありました。
面白いのは、銅貨を見つけてポケットに詰め込みますが、
次の部屋で銀貨を見つけると、銅貨を置いて銀貨をポケットに
詰め込み、金貨を見つけると、銀貨を捨てて金貨を持ち去るのです。
なんて強欲な兵隊さんでしょう。
でも、人間の本質を見せられたようで、
恥ずかしい気持ちになりました。
その後、火うちばこも手に入れるため、
魔女を殺してしまったのは驚きでした。
きっと、何かバチがあたるのではないかと思っていたのですが、
この火うちばこを使って、一国の王さまになって幸せになるのです。
自分が幸せになるために、魔女から奪い取った火うちばこを使って、
お金を手に入れたり、おひめさまを誘拐したり、
なんて傲慢な兵隊だろうと思いましたが、
どうやら、戦争が終わると失業する兵隊さんが、
勇ましく、知恵を使うことによって、
幸せを手に入れるという考えが背景にあるようです。
それぞれの国の事情や背景を考えながらお話を読むと、
なかなか面白いものだと思いました。
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ドキドキの連続
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投稿日:2011/07/26 |
ちゅうおうせんさん 40代・ママ・長野県 男の子13歳、女の子11歳、男の子8歳
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5年生の読み聞かせに何を読もうかと思って絵本ナビを開き、皆さんのレビューを読んでこの本にしました。とにかくすごい!の一言。時間が10分しかないので先に「これは本当にあった話だよ」と言って読みました。フィリップが地上400メートルの綱渡りを構想したところ、200キロの荷物を運んだところ、準備のところで思わぬ苦戦をしたところ、1時間にわたって綱渡りをしたところ、地上の人たちがそれを見た瞬間、どれをとっても鳥肌がたち、ドキドキしました。子供たちも集中して聞いてくれて、綱渡りを始めたところのページを開いたとたん、「うわー、ヤバくねー!?」という声が自然に出ました。図書館で探していたら(どうしても自分の趣味で探してしまって)きっと見つけられなかったと思います。また読みたいと思う1冊です!
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