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新装版 ゆきがやんだら

新装版 ゆきがやんだら(Gakken)

一面真っ白の雪景色で、心が温まる親子のおはなし

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どんなにきみがすきだかあててごらん

どんなにきみがすきだかあててごらん(評論社)

日本語版刊行30周年♪想いのつよさをくらべっこ♥

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11歳

3910件見つかりました

★5  ラストに向かうほど笑いのボルテージが… 投稿日:2010/02/16
アダム&デヴさん 50代・ママ・青森県  男の子11歳
チャボのオッカサン
チャボのオッカサン 作・絵: ボブ・グラハム
訳: まつかわ まゆみ

出版社: 評論社
 『いぬが、かいた〜い!』がとっても良かったので、この作品を探して読みました。

 まだハイハイしてる女の子ケティ一家が、近くへハイキングのようです。
 湖の中で溺れているチャボを発見。
 パパが見事な救出。
 おうちへ連れて帰ってきて、名前もつけちゃって…。
 
 “ふつうなら おはなしは これで おしまい……でも、おわらなかったんです。”
 このフレーズが何度か出てきて、笑いながら次なるお話の展開にワクワクして読みました。
 
 オッカサンとネーミングされたチャボは、犬のブルーノの寝床のバスケットが気に入って、ブルーノはちょっと我慢。
 でも、オッカッサンにも家族がいるはずと、チャボの飼い主を捜し返す事になりました。
 ところが、返したはずのオッカサンが、毎朝ブルーノのバスケットに…。

 オッカサンが特別可愛らしく描かれているわけでもないのに、なんか可愛い。
 チャボの足では遠路といえる距離をわざわざやってくるあたりが、息子に随分うけていました。
 人(犬?)の良さそうなブルーノのヌーボーとした雰囲気も好きです。

 ラストに向かうほど笑いのボルテージが上がっていくストーリーです。
 最後の最後のおちにも、見返し後ろの絵にも笑いがこぼれてしまいます。
 ラストの一文には、次回作をおもわず期待してしまった私です。
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★5  “知ることの楽しさ”の世界へとのめり込み 投稿日:2010/02/15
アダム&デヴさん 50代・ママ・青森県  男の子11歳
あたまにつまった石ころが
あたまにつまった石ころが 作: キャロル・オーティス・ハースト
絵: ジェイムズ・スティーブンソン
訳: 千葉 茂樹

出版社: 光村教育図書
 2001年度ボストングローブ・ホーンブック賞
 ノンフィクション部門 オナー賞受賞作
 だそうです。
 
 作者の父親の“石”と共に歩んだ人生。
 幼い頃に出会った石。
 だれもが何かに夢中になる年頃です。
 彼の石への興味関心は、薄れることなく延々と続いていきます。
 自分のコレクションの数が増していくと共に、独学で石について深く探究し続けた。
 学ぼうとすれば、どこにでも学びの機会はあるものですね。
 学べば学ぶほど、“知ることの楽しさ”の世界へとのめり込んで行ったのではないでしょうか。
 この人並み外れた静かではありますが変わらぬ情熱が、彼という人物の核にあったんだと思います。
 そして、それが彼にとってもっとも幸せな晩年に繋がっていきます。
 こういう方の人生に絵本を通して出会え、彼と共に幸せな気持ちになりました。
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★5  気持ちの結集が、心地よかった 投稿日:2010/02/15
アダム&デヴさん 50代・ママ・青森県  男の子11歳
ペーテルおじさん
ペーテルおじさん 作・絵: エルサ・ベスコフ
訳: 石井 登志子

出版社: フェリシモ出版
 こどもたちにとって、とても魅力的なおじさん。
 数カ国語を話せ、世界を旅してきた人。
 旅の話しも面白く、時に楽器を奏で、鳥までもが友だち。
 時にお医者さん、時計修理に鍵のトラブルまで。

 こどもたちの憧れのまとのおじさんは、だれに何を頼まれても、親切で優しい。
 握手ひとつの感謝で満足している様子。
 そんなおじさんの家のピンチにこどもたちが立ち上がって…。

 こどもたちの気持ちの結集が、心地よかった。
 これまで、おじさんの親切をうけてきた大人たちまで巻き込んで。
 皆家にあるものを持ち寄ればこんな事もできるんだ。
 皆力を合わせれば、こんな素敵な結果になるんだ。

 ペーテルおじさんと出会えたこどもたちには、船や遊びばかりではなく、優しさや親切がしっかりプレゼントされていたんでしょうね。
 こういう気持ちを育ててもらえるって良いですね。
 
 ルッレも素敵なおじさんになりそうなラストに温かい気持ちになりました。
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★5  素敵な場面に立ち会えて良かったですね 投稿日:2010/02/13
アダム&デヴさん 50代・ママ・青森県  男の子11歳
水曜日の本屋さん
水曜日の本屋さん 作: シルヴィ・ネーマン
絵: オリヴィエ・タレック
訳: 平岡 敦

出版社: 光村教育図書
 書店で毎週水曜日に会うおじいちゃん。
 椅子に腰掛け、分厚い「マルヌ会戦」関係の本を読んでいる。
 シュリーフェン・プランを阻止させた祖国の戦いぶりへの感動か、はたまた父親(or祖父)も参戦したいたものか、時に涙している様子。
 主人公の女の子は、毎週同じ本を読むおじいちゃんに、『お気に入りなら買えばいいの』にと思うのですが…。
 
 『この本が売れていないように』と毎週願いながら書店に通うおじいちゃんの心境を思うと、『おじいちゃんのこのささやかな楽しみがどうぞ奪われませんように』と、私も祈ってしまいました。

 日本でも、椅子やテーブルを置いている書店もあるようですね。
 果てはカフェに繋がっている書店も都市部ではあるそうですね。
 このお話の書店もゆったりと本を読める空間があって羨ましい。
 クリスマス前には、ボンボンまで振る舞われていてビックリです。
 
 主人公の女の子と、おじいちゃんの心の交流一本のお話しかと思いきや、エンディングに『まぁ〜』とビックリ。
 女の子は、素敵な場面に立ち会えて良かったですね。
 
 おじいちゃんが、あの本を購入する事を躊躇っていた理由のわかるページで、この年齢にならなければ抱かない感情だろうなと、しんみりとした気持ちになりました。
 
 大人の心にもグッとくる、作品だと思います。
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★5  “そのまた心配引き受け人形”を… 投稿日:2010/02/12
アダム&デヴさん 50代・ママ・青森県  男の子11歳
びくびくビリー
びくびくビリー 作・絵: アンソニー・ブラウン
訳: 灰島 かり

出版社: 評論社
 一時の憑き物のように、連夜心配事を抱え、くよくよいじいじしていた年頃が私にもありました。
 ビリーのように帽子や靴のことではありませんでしたが(笑)、なにもかも心配になってくるんです。

 グアテマラのこのウォーリー・ドールは、お土産にいただいた事がありますが、土に埋めませんでしたねぇ。
 グアテマラレインボーカラーと言われる所以も納得の鮮やかな色でした。

 お人形さんに、人の思いを託したり願ったり悩みを聞いてもらうなど、海を越えても様々なひとびとの生活の中にあるものですね。

 ビリーをしっかり抱きしめてくれる家族に囲まれているからか、おもいが友だちに及び、友だちにまで作ってあげる優しさに、良いお話しだぁ〜と思いました。
 ところで、ビリーは、『「心配引き受け人形の心配引き受け人形」の“そのまた心配引き受け人形”を作ってあげなくていいの?』と心配をしなくて良かったですね(笑)。
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★5  生命の躍動感あふれるこの世の誕生話 投稿日:2010/02/11
アダム&デヴさん 50代・ママ・青森県  男の子11歳
てんごくの土ようび
てんごくの土ようび   作・絵: ヘルメ・ハイネ
訳: 大島 かおり

出版社: 佑学社
 旧約聖書の『創世記』も、こんな優しい表現ができるなんて、絵本は深いですね。
 とても明るい色調で、なにより神様が今の私たちにも身近なおじいさんのよう。
 息子は、ウフフと笑いながら眺めていました。
 ふむふむ、こうやって世界ができたのかと、こどもたちも受け入れやすそう。
 特に、
 木曜日には太陽と月と星を大空にかけました
 のページが好きです。

 本題は、土ようび。
 タイトルが「土」だけ漢字を用いている意味がわかります。
 これぞ楽園だ〜〜〜〜〜〜!
 って、いうページが終盤続きます。
 憧れてしまうこの空間にわたしも遊びに入っていきたくなりました。

 宗教を学ぼうなんてつもりではなく、この生命の躍動感あふれるこの世の誕生話を楽しむつもりで眺めてみてはいかがでしょうか。

 柔らかく包み込まれるような絵に癒されました。
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★5  プレゼントはかくあるべし!超オススメ 投稿日:2010/02/10
アダム&デヴさん 50代・ママ・青森県  男の子11歳
おはなしのもうふ
おはなしのもうふ 作: フェリーダ・ウルフ ハリエット・メイ・サヴィッツ
絵: エレナ・オドリオゾーラ
訳: さくま ゆみこ

出版社: 光村教育図書
 オドリオゾーラさんの絵は独特です。
 『超じいちゃん』の時にも驚きましたが、『あくびばかりしていたおひめさま』では、素敵な色彩だな〜と思っていました。

 今回の作品が、私は一番好みです。
 明るく温かい毛布(毛糸の敷物)の色合いの綺麗なこと。
 この上で、寒い冬に楽しいお話しを聞くこどもたちは、身も心も温まることでしょう。
 さらに、ザラおばあちゃんの着ている洋服のセンスの良いこと。
 この年頃になったら、こういう洒落たおばあちゃんになりたいな〜と思いました。

 おばあちゃんのプレゼントは、プレゼント本来の姿だと思います。
 相手の求めるものに気づいて、送り主を明かさずそっと届ける。
 さらに、素晴らしいと思ったのは、今、手元にあるもので今の気持ちを精一杯プレゼントに託していることです。
 このおばあちゃんの心に応える村人のプレゼントが、またいいですねぇ〜。

 毛糸や日本の着物などリフォームできるものには、先人の知恵が詰まっているんですね。
 これから、リフォームできそうな身近なものに目がいきそうです。 

 息子も、「ストーリーも美しい」と高評価でした。
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★5  仏心にすがり、助けおこされてみれば… 投稿日:2010/02/10
アダム&デヴさん 50代・ママ・青森県  男の子11歳
はかまだれ
はかまだれ 作: 舟崎 克彦
絵: 村上 豊

出版社: ひくまの出版
  袴垂は、『今昔物語』に登場している盗賊です。
 実在の人物なのでは、という説話の多い人物です。
 
 この袴垂の晩年を題材にした作品です。
 極悪非道の道に堕ち、果ては奪ったものは使い果たし、子分も千々に立ち去り、小役人どもに単身追われる情けない身の上に。
 捕らわれる直前、絶体絶命の時、仏にすがる言葉をはくと…。

 仏心にすがり、助けおこされてみれば、その顔は我が母。
 大罪人の親ともなれば、生きている間が地獄の苦しみ。
 とうとうと語る母の言葉とこの三十余年を振り返り、袴垂に罪滅ぼしの「人の心」が蘇るあたり、仏の慈悲でしょうか。
 
 ラストの“ひとかかえほどの岩に 寄り添う真新しい岩”という表現に、グッときました。

 高学年のお話し会に使ってみたいと思いました。
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★5  アダム&デヴさんの絵本です。 投稿日:2010/02/13
ヒラP21さん 50代・パパ・千葉県  男の子13歳
カタホウデイーヨ
カタホウデイーヨ 作: たけもり よしえ
出版社: 文芸社
アダム&デヴさんの絵本です。期待して手にとりました。
とても丁寧に書かれた、心温まる物語です。
高い壁の中に片方の靴を投げ入れると国民にしてもらえるというカタホウ国。国王のデイーヨ55世またとても善人。
国民になりたくてたどり着いた人たちをちゃんと助けてくれる。どろぼうも改心させて迎え入れますし、犬のペロにも助け船を出します。
誰でも国民になれてしまうような気もするのですが、カタホウ国は善人の国であり、人を善人にする国でもありました。
最後はペロの家族も仲間入りしてハッピーエンドなのですが、正直言うと少し物足りさも感じました。

話が丁寧にまとまりすぎて、上品すぎる。
文章も事細かな語り口でここまで説明口調にならない方が、読んだり聞いたりする側がイメージを広げられるような気がしました。
ついでながら、読み聞かせをするためには、本はもう少し大きい方がベターかも。
次の作品を楽しみにしています。
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★5  ベッラがもらったものもたくさん 投稿日:2010/02/09
アダム&デヴさん 50代・ママ・青森県  男の子11歳
おじいちゃんの口笛
おじいちゃんの口笛 作: ウルフ・スタルク
絵: アンナ・ヘグルンド
訳: 菱木 晃子

出版社: ほるぷ出版
 ニルスおじいちゃんにとって、晩年の充実した日々となったベッラとの時間。 
 にわか仕立ての孫と祖父の組み合わせ。
 お互いを求める心が、わずかの間に二人の優しい心を触れ合わせ、素敵な時間を作って行きます。

 こどもは、やはりしなやかな存在です。
 相手に対する先入観を持たずなんの抵抗もなく懐に飛び込んでいける。
 この“素”がニルスおじいちゃんを、この「ごっこ」へと引き込めたのかもしれません。

 サクランボの木の上でのシーンは、その情景が目に浮かび、なんて可愛くて楽しい悪戯だろうと思いました。
 直伝の口笛は、きっとニルスおじいちゃんに届いたと思います。

 この時間は、ベッラがもらったものもたくさんあると思います。
 心を込めて、人のために努力すること。
 人の立場に立って、考えること。
 そして、なによりも、「人の死」と出会ったこと。

 これからの人生で、“時間“を大切にし、そしてさらに優しさや思いやりが、育まれていくと思います。
 読後、表紙絵を見直し、ネクタイの足つきの凧があがっている絵を見て、再びグッと来ました。
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★5  くちばしを突っ込むにわとりに驚きました 投稿日:2010/02/07
アダム&デヴさん 50代・ママ・青森県  男の子11歳
おおいそがし、こいそがし
おおいそがし、こいそがし 作: ユンクビョン
絵: イテス
訳: 黛まどか

出版社: 平凡社
 韓国の四季の絵本シリーズ・秋の作品です。
 背表紙のタイトルに?と思い手に取りました。

 表紙絵ののどかな農家の様子に、どことなく懐かしさを感じます。
 イ・テスさんは、子どもと自然をテーマにした細密画で支持を得ている方のようです。

 一足先に秋がやってくる山間の村に住んでいるマル。
 家じゅうみんな大忙し。
 冬前にやっておくことがたくさん。
 収穫と保存食作り。
 
 唐辛子干しに、くちばしを突っ込むにわとりに驚きました。

 とにかく家族力を合わせ良く働いています。
 みんな生き生きとした笑顔です。
 干し柿作りのページでのおばあちゃんの表情が特に良いですね。
 毎年毎年、秋にこの作業をしているんですね。
 
 おおいそがし、こいそがし
 という各ページ文末のこのフレーズがリズミカルで小気味よい。
 なんか、使って見たくなりました。

 「異文化交流」や「秋」をテーマとするお話し会に、読みたいなと思いました。
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★5  戦争が市井に落とす悲しい影 投稿日:2010/02/07
アダム&デヴさん 50代・ママ・青森県  男の子11歳
えんぴつびな
えんぴつびな 作: 長崎 源之助
絵: 長谷川 知子

出版社: 金の星社
 「戦争」がテーマだったお話し会の前に手に取った作品です。

 季節は、桃の節句に近づいています。
 女の子のいるご家庭は、それぞれご家族の思いのこもったお雛様を飾られることでしょう。
 
 しかし、こんな雛人形を何十年も宝として、大切にもっているおばあさんがいることも知って欲しいと思います。
 
 戦災で家を失い、田舎の町へ引っ越し転校した先の小学校で親切にしてくれたシンペイくんとの思い出です。
 粗野で唐突な言動のシンペイくんに、戸惑うこともありましたが、彼の優しさに気づき、良いお友だちになれそうでした。
 空襲でお雛様も焼けてしまった主人公の女の子にと、シンペイくんが作ってくれた鉛筆雛。

 お雛様にまつわる、戦争が市井に落とす悲しい影。
 
 戦争を経験した人たちは、365日、どこかでそれぞれ悲しく苦しい思い出を振り返っているのですね。
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★5  このタイトルは、『ことわざ笑』ですね! 投稿日:2010/02/06
アダム&デヴさん 50代・ママ・青森県  男の子11歳
ことわざショウ
ことわざショウ 作: 中川 ひろたか
絵: 村上 康成

出版社: ハッピーオウル社
 カバー折り返しの〈口上〉の文に惹かれて読みました。
 表紙絵の書道界の大家とおぼしき先生。
 ヘアースタイルが息子にうけました。
 ことわざを面白可笑しく、有り難〜くも解説してくださるようです。

 最初から、ノックアウトです。
 「犬も歩けば棒に当たる」が、「犬も歩けば棒も友だち」になってしまうその屁理屈のようなプロセス(笑)。

 覚えようなんて、肩に力を入れずに楽しみましょう。
 村上先生の絵が本当にマッチしています。
 「二階から目薬」、最高でした。
 息子は、へんてこな笑いを断続的にしていました。
 
 このタイトルは、『ことわざ笑』ですね!
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★5  自白後のみんなの大笑いが最高! 投稿日:2010/02/06
アダム&デヴさん 50代・ママ・青森県  男の子11歳
こぶたのみっぷちゃっぷやっぷ
こぶたのみっぷちゃっぷやっぷ 作: 筒井 頼子
絵: はた こうしろう

出版社: 童心社
 これから楽しみな季節がやって来ます。
 収穫が終わり、今は酸味を抑える為の貯蔵期間でしょうか。

 もうこのぶたの家族がとにかく可愛い。
 ととぷう と かかぷう。
 みっぷ・ちゃっぷ・やっぷ。
 もうネーミングからニカ〜〜〜ってなってしまいます。

 今日は家族でお庭仕事。
 庭のはしっこ、道路沿いに良い香りの木が。
 “とりの木”です。
 鳥が、運んで来た実が落ちていつの間にか、花の香におうほどの木に。
 その花が、緑色の実に…。

 家族で、この木を見守りながら、金柑だ、蜜柑だ、…だ、とこの木の実の正体の予想が季節とともに変わっていきます。
 やっと、「そうか!」とわかった後が、またよかった。
 これだけ悩みながら長い月日見守れば、収穫の前日にこんな気持ちになるんでしょうね。
 “やっぷが、晴れ晴れと言った”という文が印象に残りました。
 このみんなの自白。
 その後、家族が大笑いするページが最高でした。

 でも、穫ってすぐだと、酸っぱくなかったかしら?(笑)文旦。
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★5  生半可な気持ちでは命を請け負えない 投稿日:2010/02/06
アダム&デヴさん 50代・ママ・青森県  男の子11歳
いぬが かいた〜い!
いぬが かいた〜い! 作・絵: ボブ・グラハム
訳: 木坂 涼

出版社: 評論社
 家で時々発作的に起こる“犬飼いたい病”。
 タイトルでもう、親子で釘付け。

 ケイトは三人家族。
 でも、冬にはもう一匹猫のタイガーが家族だったんです。
 タイガーが亡くなってから、ケイトの眠りは、不安と淋しさが…。
 朝目覚めたケイトが両親の寝室へまっしぐら。
 「ねえ、いぬが かいたーい!」

 両親を見て、ドキリでした。
 オーストラリアでは、ノーマルなのでしょうが、パパのコンフよりママのセプタムピアスとタトゥーに。
 文化の違いというか、ジェネレーションギャップかしら?(笑)
 ずいぶんRoughなLife Style だという第一印象でした。

 犬救済センターで、デイブに出会うまでのシーンが最高です。
 さらに、ロージーの円らな瞳を見て、「もう〜〜〜〜〜〜〜ダメ!」でした。

 デイブを迎い入れてからの生活の様子を見て、生半可な気持ちでは命を請け負えないなと教えられます。
 ケイトの両親は、しっかり命を受けとめる素晴らしい人たちでした。

 ロージーも加わったケイトの家の和やかで穏やかで、心地よい空間に笑みがこぼれてきます。

 ケイトの“枕”のにぎやかな子守歌の音にグッと来ました。
 
 『わが家に犬を』と決断する時には、もう一度読もうと思いました。
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★5  映画も 投稿日:2010/02/11
いーめいさん 30代・ママ・新潟県  女の子8歳、男の子5歳
チョコレート工場の秘密
チョコレート工場の秘密 作: ロアルド・ダール
絵: ジョセフ・シンデルマン
訳: 田村 隆一

出版社: 評論社
映画を見た子どもは原作も・・・?読書の幅が広がるかな〜と
映画の原作を選書したときにこの本も加えました。
(学校の図書館には絶版のほうのこのお話がなかったので)
新しい訳は、とにかく分かる!
時代の影響もあるのでしょうが、たとえばチャーリーと一緒に
工場へ招待された子どもたちの名前と特徴など、大なっとく。
映画を見た子が読んで口コミで広がっていく。そしてダールさんの
他の話も読んでいく!
それもこれも原作に忠実な映画がヒットしたおかげ?
わたし自身はまだ映画を見ていないのでいずれ・・・!
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★5  今年一番のお薦めです 投稿日:2010/02/05
アダム&デヴさん 50代・ママ・青森県  男の子11歳
雪のかえりみち
雪のかえりみち 作: 藤原一枝
絵: はた こうしろう

出版社: 岩崎書店
 今のところ、今年一番のお薦めです。
 
 先日都心部にも大雪が降ったニュースを聞きました。
 この作品は、普段積雪のあまりない所のお話しのようです。

 遅刻しそうなゆいくん(1年生)とお兄ちゃん(4年生)。
 雨がパラついてきたのに、「平気」とばかりに学校へ。
 学校へ着いたは良かったんですが、お昼前に、積雪が5〜10cmに。
 友だちの親たちは、傘や長靴を持って迎えに来ています。
 ゆいくんは、バス亭で、一人バスを待つことに。
 ……。 
 雪はお構いなしにどんどん降ってきます。
 手足の先がジンジン。
 アイスキャンディーの棒になったみたいに体が凍えています。
 そしたら、3歳の頃心細い思いをした記憶が蘇ってきて…。

 素敵な人たちに会えて良かった〜〜〜。
 子どもの頃にこういう出会いがあるといいな〜。
 このよそのおにいさんもきっと、ゆいくんと同じ気持ちになったことがあるのかな?
 
 家に着いてからの、お兄ちゃんとの時間が6コマ割りになって描かれているシーンが大好きです。
 ドライヤーのシーンなんか、兄弟愛に涙が出てしまいます。

 息子は玄関で震えるゆいくんの絵に大笑い。

 とってもあったかいお話しです。
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★5  いつも良く働いてくれているのに 投稿日:2010/02/04
アダム&デヴさん 50代・ママ・青森県  男の子11歳
ゆびくん
ゆびくん 作・絵: 五味 太郎
出版社: 岩崎書店
 そういえば、しみじみとみつめていないな〜。
 いつも良く働いてくれているのに。
 
 人差し指とお話しできる女の子。
 いろんなことを一緒にしています。
 こんなふうに、自分の体を愛おしむ気持ちは大切ですね。
 
 とても楽しく日常の中で語り合っている場面場面に、口角が緩みました。

 息子に、薦めてみたら自分の指を見つめて、「いつもありがとう!」
 私は、ソフトクリームの場面のゆびくんの幸せそうなお顔が印象的でした。
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★5  「うるさいゴミの日」があるなんて 投稿日:2010/02/03
アダム&デヴさん 50代・ママ・青森県  男の子11歳
うるさいゴミの日
うるさいゴミの日 出版社: カワイ出版
 黒いゴミ袋を片手に二つずつ持ったライオンさんの表紙絵が、面白くて選びました。
 きっと、ゴミの日に注意を受けて『面倒くさいな〜』って思っているライオンさんのお話しだろうと読みました。

 読んで、あらまあ。
 だいぶ違うお話しでした。

 神経質な作曲家のライオンさん。
 周囲の音にイライラ。
 その音を消そうとして、したことにドキリでした。

 ゴミ収拾所の立て札に、笑いました。
 燃えるゴミの日
 燃えないゴミの日
 うるさいゴミの日
 が、あるなんて。

 清掃員の人に文句を言って、収集車に押し込められゴミの埋め立て地へと運ばれて、音がない世界の淋しさに気づいたライオンさん。

 「どんな音だって歌っているんだ」
 という、風さんの言葉が印象的です。
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★5  アジトをつきとめドアを開けた瞬間… 投稿日:2010/02/04
アダム&デヴさん 50代・ママ・青森県  男の子11歳
ひつじのコートはどこいった
ひつじのコートはどこいった 作・絵: きたむら さとし
出版社: 評論社
 コートって何?名前?って考えながら読みました。
 コートは、外套でした(笑)。
 この毛の外套は着脱可っていうのに大爆笑です。

 海水浴のためコートを脱ぐことをオオカミたちに勧められ、泳いだはよかったが、オオカミもコートも見あたりません。
 ひつじの探偵オットーの力を借りて、ヒュー、ジョジーナとゴゴールが真夜中もかまわず、下着姿で捜索です。

 犯人たちのアジトをつきとめドアを開けた瞬間、笑い転げてしまいました。
 コートの毛は皆染められあんな事になっているなんて。
 ラストで笑わない人はいないと思います。

 それにしても、ジョジーナのキャミソール姿が、可愛らしくて愉快でした。
 ひつじって、下着をつけているんでしょうかね。
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