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どんなにきみがすきだかあててごらん(評論社)

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12歳〜

6613件見つかりました

★4  かがくのとも 投稿日:2009/09/08
なびころさん 30代・ママ・愛知県  女の子2歳4ヶ月
やまをこえる てつどう
やまをこえる てつどう 作・絵: 横溝 英一
出版社: 福音館書店
かがくのともが好きなのでこの絵本を選びました。実際にある鉄道の仕組みを分かり易く説明しているところが良いと思いました。読者自身も清々しい森の中を列車と一緒に動いているような臨場感たっぷりの連帯感を感じられる描き方も良いと思いました。普段では見られないレールや電車の動きや音に魅せられました。主人公のお父さんが息子に様々なことを説明している様子がかっこよかったです。
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★4  かがくのとも 投稿日:2009/09/07
なびころさん 30代・ママ・愛知県  女の子2歳4ヶ月
うおいちば
うおいちば 作: 安江 リエ
絵: 田中 清代

出版社: 福音館書店
かがくのともが好きなのと田中清代さんの作品だったのでこの絵本を選びました。主人公が家族の人を愛している気持ちが伝わってくる描き方が素敵だなと思いました。主人公のお爺ちゃんがとても素晴らしい演出をするところもかっこいいなと思いました。金目鯛の絵がとても生き生きとしている様子の描写も極上でした。市場に実際に行ってみたくなる絵本です。
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★5  風船は少年の心かも 投稿日:2009/09/26
ヒラP21さん 50代・パパ・千葉県  男の子12歳
あかいふうせん
あかいふうせん 作: ラモリス
絵: いわさき ちひろ
訳: 岸田 衿子

出版社: 偕成社
心をもった赤い風船。
風船と心通い合わせる少年。
風船は、少年の心の鏡なのだと感じました。
絵が少しさびしいのです。
少年は一途なのです。
風船は、少年に従順だったり、奔放に飛び回ったり。
どこかに少年の希望を代弁しているようでもあります。
少年を取り巻く人たちにとって少年はどんな存在なのでしょう。
決して疎外されているようにも思えないけれど、少年の心とかみ合ってはくれません。
風船とともに少年には出会いがあります。
風船を割られるという悲しい現実があります。
風船が割れたりしぼんだりするのは当たり前なのに、この絵本の風船はどうして心に響くのでしょう。
この絵本ではどんなに小さく描かれていても、赤い風船の存在感が見る目を圧倒します。
風船の位置を見ながら、少年の心がすうっと伝わってくるのです。
いわさきちひろワールドです。
割れた風船と少年を迎えに来る色とりどりのたくさんの風船。
その風船たちとともに少年は空に飛び立ちます。
その象徴性は映画的ですが、理屈なしに素晴らしいと思いました。
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★4  写真絵本 投稿日:2009/09/07
なびころさん 30代・ママ・愛知県  女の子2歳4ヶ月
パンダに あった
パンダに あった 写真: 岩合 光昭
出版社: 福音館書店
かがくのともが好きなのと写真絵本だったのでこの絵本を選びました。この絵本を読むことでパンダについて詳しくなれるところが良いと思いました。特に、パンダの好む食べ物についてが興味深かったです。加えて、赤ちゃんが生まれて成長するまでの過程も詳しく説明されているのも配慮があって良いと思いました。お母さんが子供のことを心から愛していることが伝わってきました。
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★5  愛犬がおしえてくれること 投稿日:2009/09/25
ヒラP21さん 50代・パパ・千葉県  男の子12歳
ビリーは12さい
ビリーは12さい 作: 相馬 公平
絵: 梶山 俊夫

出版社: 佼成出版社
ビリーは12歳。
我が家には16歳になる老犬がいます。
一緒に飛び回っていたワンパク犬が、絵本と同じくすっかりおじいさんになってしまいました。
この絵本で痛感するのは、犬とともに過ごした日々が自分たちの成長を教えてくれていることです。
犬とともにわが子は育ち、私もいつか年をとってしまった。
でも、犬と一緒にいると思い出はみんな楽しく懐かしいのです。
間もなく愛犬は先に死んでしまうのかもしれない。
人間に比べて凝縮された思い出。
自分たちの思い出を持って行ってしまわないように、大切にしてあげなければいけないと思いました。
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★5  本好きな人たちのお話 投稿日:2009/09/24
ヒラP21さん 50代・パパ・千葉県  男の子12歳
ステラのえほんさがし
ステラのえほんさがし 作: リサ・キャンベル・エルンスト
絵: 藤原 宏之

出版社: 童心社
図書館で働く私にとっては、ちょっと困ったお話なのです。

返却日に返そうと探したらステラの借りた絵本が見当たらない。
弟がポストに置いたよというところから話はとんでもない展開に。
絵本はいろんな人と巡り合い、次々と旅を続けて…。
関わった人たちが、ステラと一緒に絵本を探し歩きます。
結末を話してしまうと、面白みが半減すると思うのでそれは読んでみてのお楽しみ。
巡り合った人たちが皆絵本を読んでいること、絵本の中のお気に入りの場所を話してくれるので、みんなまとめるととてもすごい絵本になりそうです。

楽しい絵本を家族で共有するのは、我が家でも日常のこと。
でも、お外には出さないように。

皆さん、期限は守りましょう。
また貸しはだめですよ。
返却期限を全く気にしないわが子に読んであげました。
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★5  とうちゃんへのあこがれ 投稿日:2009/09/24
ヒラP21さん 50代・パパ・千葉県  男の子12歳
とうちゃんはかんばんや
とうちゃんはかんばんや 作: 平田 昌広
絵: 野村 たかあき

出版社: 教育画劇
父親は看板や。
父親の仕事ぶりを目にしながら育ち、父親の書いた看板に囲まれた街に育った少年は、父親の仕事を継ごうと思っている。
純粋な少年の心と、人情味のある町がとても気持ち良い。
父親の働きぶりを絵にかいたり、看板のない自分の店に「かんばんや」の看板を作ったり、酔いつぶれた自分を飲み屋に迎えに来てくれたり、これだけ息子に慕われたら父親も幸せだろう。
昔ながらの町にマンションが建つ。
そこにはかんばんはいらないだろうと父親は言った。
時代は変わっていく。
この少年もいつまでもお父ちゃんっこではないだろう。
しかし、親子三代のかんばんやがきっとあるような気がする。

父親が自分の仕事を子どもに見せられて、子どもが父親の仕事に誇りをもてること。
これが、なにより素晴らしいことだと思いました。
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★5  親子で英語の勉強 投稿日:2009/09/22
ヒラP21さん 50代・パパ・千葉県  男の子12歳
The Three Robbers
The Three Robbers 作・絵: トミー・ウンゲラー
出版社: Phaidon Press
ウンゲラーの作品を選んで読んでいる私に、英語の苦手な中一の息子から「すてきな三人ぐみ」のリクエスト。
一念発起して、洋書にチャレンジしました。
日本語版を横に内容確認。
洋書にしても児童書だからか、構文の判りやすさと言い回しの面白さに少しやる気が出てきました。
判らない単語はありますが、ちょっとオヤジも英語の勉強。
下準備をした上で、読み聞かせ英語バージョン。
かなりあやしい読み聞かせでしたが、息子は知っている単語、構文に関心を示してくれました。
そして、二人で翻訳読み。
原書を訳しても、日本語版と同じにならないんだね。
文章が少なくて、短くて、絵が親しみやすくて翻訳を助けてくれます。
ウンゲラーの作品の中で、お薦めの英語版です。
英語版を読んだ後、日本語版は息子本人に読ませることにしましたが、私の読み聞かせの採点は聞けませんでした。

ウンゲラーの「すてきな三人ぐみ」には、普通版、大型本、ミニ版とバリエーションがあり、洋書についても楽しめます。
それだけ、子どもたちに人気があり、親しみやすい絵本なのだと思います。
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★5  こころにきゅん 投稿日:2009/09/25
ぴあのぴあさん 40代・ママ・広島県  
なきすぎてはいけない
なきすぎてはいけない 作: 内田 麟太郎
絵: たかす かずみ

出版社: 岩崎書店
6年生に読み語りしました。おじいちゃんのあたたかい気持ちが伝わって、読みながら涙が出そうでした。命はいつかなくなるけれど子どもや孫につながっていく、だから泣いてもいいけど泣きすぎてはいけない。それはあたりまえのことだから・・・。低学年向けと紹介されていますが、むしろ高学年や大人にオススメしたい1冊です。
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★4  肝の据わった人間の友達「啓太」登場 投稿日:2009/09/24
てんぐざるさん 40代・ママ・埼玉県  女の子14歳、女の子9歳
やまんば山のモッコたち
やまんば山のモッコたち 作: 富安 陽子
絵: 降矢 なな

出版社: 福音館書店
我が家は先に、こどものともの「まゆとおに」「まゆとりゅう」を読んでいたので、まゆシリーズの童話を見つけてきたよ。を言ったら、上の子が喜んで1人読みしてました。
作者が大学生の時に書きためた短編をまとめたものだそうです。
そんな昔から、「まゆ」の話はあたためられていたんですね〜。

やまんばとまゆの親子関係は絵本シリーズのように円満で、
やまんばのおおらかな子育ては、同じ親として、学ぶべきところがいっぱいあるな〜と、考えてしまいました。
こちらのシリーズでは、まゆと友達になった小学校2,3年生くらいの男の子「啓太」が登場します。
このこがなかなか口の達者な、肝の据わった男の子で、まゆとはとても気があっているようでした。
もしかしたら、啓太のお母さんもやまんば本人と知り合いなのかな〜。って、想像したくなる文章が最後の方に書かれていました。
イラストはあまり多くはありませんが、
絵本でおなじみの降谷さんが描かれているので、
絵本のシリーズが好きな中学年以上のお子さんにはぜひ、
こちらも読んでもらいたいな〜と、思います。
低学年以下のお子さんでも、お父さん、お母さんが1話づつ読んであげれは、苦になることなく、物語の世界が堪能できると思います。
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★4  食物連鎖 投稿日:2009/09/07
なびころさん 30代・ママ・愛知県  女の子2歳4ヶ月
ぞうと かぼちゃ
ぞうと かぼちゃ 作・絵: あべ 弘士
出版社: 福音館書店
かがくのともが好きなのでこの絵本を選びました。とても見やすい太い線で描かれているのが良いと思いました。食べるものと食べられる者を分かり易く説明されているのも配慮があって良いと思いました。特に、人間は自然の恵みに生かされていることを再確認できる様に自然に理解出来る文章が素晴らしいと思いました。カボチャの葉っぱが生き生きと描かれていたのも素敵でした。
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★4  わくわくしながら読みました 投稿日:2009/09/24
アイアイアイーさん 20代・ママ・広島県  女の子4歳、男の子2歳
はれときどきぶた
はれときどきぶた 作・絵: 矢玉 四郎
出版社: 岩崎書店
小学生のころに読んだ絵本です。

題名からしてさっぱり内容が見えない絵本ですが
読んでいるうちにどんどんはまっていいきました。

日記を母親に盗み見されて、そのお母さんをおどろかすために
起こるわけない内容の日記を書くようになったやす君。
なんとその起こるわけないないことが
どんどん起きてしまうのです!

私が中でも印象に残ったのは
お父さんがえんぴつのてんぷらを食べるところ・・・
バリバリ音をさせて食べる・・・
ちょっと食べてみたいなぁと思いました!


とてもユーモアのある絵本だと思います。
やす君の影響で毎日日記をつけるようになりましたしね。
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★5  難民の実態を克明に描いています 投稿日:2009/09/22
ジュンイチさん 40代・パパ・東京都  男の子12歳、男の子6歳
ともだちのしるしだよ
ともだちのしるしだよ 作: カレン・リン・ウィリアムズ
絵: カードラ・モハメッド
訳: ダグ・チェイカ

出版社: 岩崎書店
第15回いたばし国際絵本翻訳大賞の翻訳作品です。
原題は、「Four Feet Two Sandals」
大賞受賞したのは、都立高校生の小林 葵さん。
邦題とした「ともだちのしるしだよ」という訳に、類まれな感性を感じさせられます。
私も応募しようとしましたが、このような訳は全く思いつきませんでした。

お話は、アフガニスタンとパキスタン国境の難民キャンプでの作者の体験に基づいています。
難民キャンプでの友情がキーになっていますが、それ以上に世界各国には難民キャンプのような実態があることを知るきっかけとなる貴重な絵本だと思います。
対象は5歳からとなっていますが、内容を理解するのは難しいはず。
むしろ小学校高学年〜中学生辺りの年代に読んでもらって、いろいろ考えさせたい絵本です。
また、日本という国が如何に平和なのかを実感できることでしょう。
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★4  はせがわくんが客演!? 投稿日:2009/09/24
てんぐざるさん 40代・ママ・埼玉県  女の子14歳、女の子9歳
ホームランを打ったことのない君に
ホームランを打ったことのない君に 作: 長谷川 集平
出版社: 理論社
なにせ、野球少年が主人公なので、読んでいる方も野球をやっているお子さんが多いのかな?
実は、私自身野球があまり好きでなくて、子ども達も女の子なので、特に縁がなかったのですが、
長谷川さんの作品を検索したところ、この表紙の「青」がわーっと、目に入ってきて、気になって図書館で借りてきました。

主人公ルイの年上の友人・仙ちゃんは素晴らしい!
仙ちゃんはルイと野球の話をするとき、平然とした顔をして、野球に対しての熱い想いだけを見せています。
心の奥にうごめいているだろう、思うようにいかないジレンマを微塵も出さずに…。
年下に対するプライドもあるかもしれませんが、一生懸命さだけが見えるので、感動しました。
いいですね〜。
子ども達も、こういう人に育ってほしいです。

気づいている方もいると思いますが、本文が始まって9ページめ。
「はせがわくん」が涙をぽろぽろ流しながら登場しているんですよ〜。
上のこと「見て見て、『はせがわくん』がこんなところに客演してる〜!」と、大騒ぎしてしまいました。
(私たちは『はせがわくん』の大ファンです)
昔の絵とはちょっと、感じが違うけれど、他の話に客演してるんだから、このくらいがちょうどいいです。

読み語りに使うとしたら、高学年くらいがいいかな。
ルイ君はともかく、仙ちゃんの気持ちは低学年・中学年ではつかみきれない気がします。
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★5  菜の子先生には昔話や物語が背景に 投稿日:2009/09/18
てんぐざるさん 40代・ママ・埼玉県  女の子14歳、女の子9歳
菜の子先生は大いそがし!
菜の子先生は大いそがし! 作: 富安 陽子
絵: YUJI

出版社: 福音館書店
いくら良質の本であっても、
シリーズを重ねるにつれ、その良さがグ〜ンと半減してしまう作品がよくありますが、
この「菜の子先生」シリーズは違いました!
第2巻・2学期バージョンも面白かったです。

編集部が作った新聞も健在でした。(楽しかったです)

1巻の感想の方では、菜の子先生の性質や面白さだけを書いてしまいましたが、このシリーズの面白さはもう1つあります。
1冊の中にだいたい4つくらいのお話が入っているのですが、
その一つ一つに、昔話や有名な物語の逸話がねり込まれているのです。
たとえばこの2巻でいうと、
『図書室の秘密の扉』は昔話の代表格「さるかに合戦(化にむかし」「桃太郎」「ブレーメンの音楽隊」「赤ずきんちゃん」「三びきのこぶた」。
『秋晴れのキテレツ運動会』には「うりこひめ」。
『住所のない美容室』には「おんば皮」(これに似た話は、他の題になっている昔話もあったかもしれませんが、いま思い出せません)。
『校長先生のクリスマス・イブ』は、しいていうと「マッチ売りの少女」かな?
作品の中に出てくる元のお話を知っていると、菜の子先生のお話はさらに面白くなると思うので、菜の子先生シリーズの中で知らないお話があったら、ぜひあとでそのお話も探して読んでほしいと思います。
例えば、「おんば皮」ね!
なんで、菜の子先生が針を持たせたか、よくわかりますよ〜。

ただ、「サンタクロース」の話を使う物語にはちょっと考えてしまうものがあります。
この話の中で、菜の子先生は「サンタ」を肯定も否定もしていなかったけれど、尾ノ上さんのクラスの子どもたちは全否定でした。
そのシーンを読んだ子どもたちが、もしもとても「サンタ」を信じていたなら、たとえ菜の子先生が否定しなくても、多かれ少なかれショックだと思うんです。

というのは、我が家ではまだ「サンタクロース」は存在しているので。
プレゼントをくれるとか、くれないとかではなくて、
北欧の国には「サンタ村があって、子ども達の夢をかなえるために、サンタ試験に合格したサンタたちが日々、子ども達のためにいろいろしてくれているんです。日本にも招待されると来日してくれるんですよ。
日本人でサンタ認定を受けた方もいますしね。
我が家ではこのことを強調してきたので、サンタはいるんです。

なので、このクラス会議のようなシーンは、出来ればもっと別の形で表現してほしかったな。と、思いました。
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★5  メリーポピンズさん、はたまた侑子さん 投稿日:2009/09/18
てんぐざるさん 40代・ママ・埼玉県  女の子14歳、女の子9歳
菜の子先生がやってきた!
菜の子先生がやってきた! 作: 富安 陽子
絵: YUJI

出版社: 福音館書店
前から気になっていたシリーズですが、先日富安さんの『ぼっこ』を読んで、すごく感動したので、探してきました。
私が先に読んで、子ども達に薦めてみましたが、いまのところ読んだのは上の子だけです。
まず読書意欲をかきたけるのは、編集部が作ったらしい「菜の子新聞」!!
わざと子どもが作ったクラス新聞みたいな作りになっていて、菜の子先生の「神出鬼没」さをクローズアップしてくれるのです。

私の、菜の子先生の第一印象は「メリーポピンズさん」の先生版みたい。でした。
特に一学期のシーンでは、
「ライト兄弟」の本を追いかけては飛び、
うさぎを追いかけては、飛び(フンワリ浮くともいいますね)、
空のプールで泳いじゃったり(やっぱり浮いてるんですよね〜)と飛んでるシーンが多かったので。
でも、中学生の子どもは「メリーポピンズさんより、『×××HOLic』(講談社の漫画)に出てくる侑子さんに似てる」って、言ってました。

良質の児童書とマンガと比べるな。
という考えの方もいるかもしれませんが、
昨今は芸術性の高いものや、表現方法が漫画という媒体というだけで、良質の漫画もあるんですよ。
『×××HOLic』はまさにそんな1冊だと思いますし、確かに言われてみると侑子さんと菜の子先生の性質は似ている気がします。
菜の子先生はどの学校のどんな子どもに出会っても、
一から十まで教えてあげたり、やってあげるんではなく、
本人が自分の力を最大限発揮しして、未来につなげていける気持ちを
不思議な力でバックアップしてくれている。そんな先生なんです。

こういう先生現実にいたらどんなに素敵でしょう!
下の子にも機会を見つけて、自分で読むのが面倒なようなら、読んであげようかなと、思っています。
また、学校でも機会を見つけて、ブックトークなどで紹介したい作品です。
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★3  ブランクの後の思い入れ? 投稿日:2009/09/22
ヒラP21さん 50代・パパ・千葉県  男の子12歳
あたらしいともだち
あたらしいともだち 作・絵: トミー・アンゲラー
訳: 若松 宣子

出版社: あすなろ書房
絵本を書くのを中断していたウンゲラーが75歳をこえて久しぶりに書いた絵本とのこと。
ただ、私にとってはウンゲラー作品の中で一番苦手な作品。
絵本ナビのリストをチェックしながら再読しました。

肌の色による差別がテーマ。ウンゲラーの作品には皮肉、主張がはいっていてアクのつよさと、子供に向けた優しさが入っていて、絵本のそれぞれに個性があります。
この絵本に限って言えば、それが少しアクが強すぎるというか独善的になってしまったような気がします。

話の内容にではなく、絵について好き嫌いが出る絵本だと思います。
登場人物と、人形達の目が気になりました。(多分かなり意図した図柄であり、構成であると思うのですが)。

ものを作る楽しさが、友達を増やしていく。
作品によって自分たちが認められていく。
何か、そんなことを皮肉っぽく語っているようです。

とはいえ、ウンゲラーのファンには楽しい絵本であることは間違いないと思います。
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★5  おじさんをまつ 投稿日:2009/09/13
珠李さん 20代・その他の方・北海道  
悪魔のりんご
悪魔のりんご 作: 舟崎 克彦
絵: 宇野 亞喜良

出版社: 小学館
我が家のクリスマスプレゼントは毎年決まって本でした。うちに来るサンタさんは、私たち姉弟にたくさん文字を読んでほしかったんだそうです。
確か私が13歳、弟が11歳のときにこの絵本は枕元に届きました。

年老いた悪魔が、母親とはぐれたロマ(ジプシー)の少女と出会い、悪魔は少女を殺そうとするけれど…
読むたびに感想が変わる、とても奥深い絵本だと思います。おじさんは優しいのか、哀れなのか。人間のとびきり美しい部分と醜い部分がないまぜになっていて何度読んでも新鮮な絵本です。うちにある絵本は再販前の古いほうの絵なので、悪魔のおじさんがとびきり怖いのですが、うちの家族はあくまのおじさんが大好きです。
小学校就学から、大人になってまで読み続けてもらいたい、「こころ」について考えさせられる絵本です。
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★4  家族に差別はない 投稿日:2009/09/17
ヒラP21さん 50代・パパ・千葉県  男の子12歳
フリックス
フリックス 作: トミ・ウンゲラー
訳: 今江 祥智

出版社: BL出版
ネコの夫婦から生まれたイヌのフィリックス。ウンゲラーの皮肉に満ちたスタート。
でも、親の子どもへの愛は強かった。
いじめや仲間はずれにされることにも耐えたフィリックス。
イヌの社会での生活を始めました。
そこで認められていくこと、イヌ社会とネコ社会が協調できる部分を持っていること、この本の良さはそこです。
逆境に耐えるだけのサクセス・ストーリーなら、私もちょっと引いてしまいます。
フィリックスは助けたイヌと結ばれて結婚。
そして、二人から生まれた子どもがネコ。
落ちは落ちとして、生々しくないことで、ネコもイヌも分かり合えるのかなと思いました。
ウンゲラーの伝えたかった比喩については、イマイチ判らないのですが。

息子の反応は…、イマイチでした。
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★5  12人目がわかったとき。 投稿日:2009/09/18
てんぐざるさん 40代・ママ・埼玉県  女の子14歳、女の子9歳
菜の子先生はどこへ行く?
菜の子先生はどこへ行く? 作: 富安 陽子
絵: YUJI

出版社: 福音館書店
さてさて、菜の子先生の3学期。シリーズ(たぶん)最終巻です。
第1巻の1学期が出てから5年がたっています。
今回も、「雪の女王」、「(節分の)鬼の話」(節分の鬼の話は各地にいろいろな民話があって、たくさんの絵本や児童書になっているので、題名までは書けません)、
物語ではないけれど、「ひな祭り」、そして、最後はもしかしたら萩望都の名作漫画「11人いる!」がベースになっていませんか?

どれも3学期らしい、素敵な話でしたが、個人的にはやっぱり最後の「十ニ人目のクラスメイト」がよかったです。
ふしぎ加減も、菜の子先生にびっくりするカズキも。
12人目が誰だか、菜の子先生が突き止める前から何となく気がつきましたが、
それでも、その犯人を突き止めたとき、やな気分ではなくて、
とてもいい気分になれたのはひとえに菜の子先生の魅力。
そして富安さんの文章の素晴らしさだと思います。

中学年くらいから1人読みできますので、興味がある方はぜひ!読んでみてください。
ちなみに、作者の富安さん花の子先生のイラストを書いてくれた
YUJIさんを絶賛しています。インパクトがあって、素晴らしい菜の子先生だと、私も思います。
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