哲学的
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投稿日:2009/07/22 |
とむままさん 40代・ママ・三重県 男の子13歳、女の子11歳
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うーん・・・読んだ後にこんなにも複雑な気持ちになるのはある意味、作者の意図することにはまっているのでしょうか?
これは絵に見せられて借りてきました。
細やかな線の独特なタッチで絵の雰囲気は好きです。
タイトルでおお?と思ったけど絵本だから最後はハッピーエンドだと
思っていたのですが・・・
娘も『本当に不幸やな・・』と言葉がでない感想でした。
普通に生活していても災難は突然やってくる!って感じでしょうか?
ある程度大きなお子さんや大人にはブラックユーモアとして受け止めることができるかもしれませんが・・
絵本というのにはあまりふさわしくない内容だと感じました
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レトロ時代のすごさ
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投稿日:2009/07/24 |
ヒラP21さん 50代・パパ・千葉県 男の子12歳
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五十音で作った物語。多少苦しさを感じたけれど、まとめ上げがうまい。
アイウエ王とカキクケ公の戦い。
息子自身が小学校で下級生クラスのクラスで読み聞かせをしたそうな。
で、絵に何か懐かしい感じがしてよく見ると、ストーリーの前後の劇場風景。楽団がいて、客席の女性の髪形…。これは活弁の世界だ。
この絵本は、昔懐かしい活劇の世界。
と、思った時にこの絵本のすごさを見つけました。
原案の武井武雄さん、文と絵の三芳悌吉さん共に明治生まれ。
原案はなんと大正時代に書かれた童話とのこと。
それを基に活動写真の記憶の中に取り込んで三芳さんが作品にしたのが本人七十歳。
それを考えると、なんと素晴らしい作品ではないでしょうか。
言葉遊びと、活劇のコラボレーション。どちらも子どもの通り道。
子どもが楽しんでくれるのだから、中途半端な評価はいけないと思いました。
現代絵本の味わいとはまた別の、芯の通ったものを感じます。
この本が出た翌年に武井さんは亡くなりました。
この作品を目にしてホッとしたのでしょうか。
渋いながらも、これからにつながる名作だと思います。
なにせアイウエオはなくなることのない、子どもたちの必須アイテムですから。
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表紙裏の「通信」まで勉強になります。
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投稿日:2009/07/20 |
てんぐざるさん 40代・ママ・埼玉県 女の子14歳、女の子9歳
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とっても勉強になったし、面白かったです。
下の子も一緒に読んだのですが、上の子の方が、楽しそうに反応していたので、対象者はあえて中2の子の方で…。
「よく見ないと、どっちがオオムガイで、どっちがアンモナイトか分からない」と、納得いくまでじっくり見比べていました。
また、作者紹介の記述の部分に「のんびりゆっくり」という文があり、アインシュタインのことが載っていました。
うちの子も含め、この絵本は、のんびりゆっくりタイプのお子さんに特に読んであげたいです。
この絵本には、なんと!表紙と裏表紙の裏に『オムオム通信』と『アモアモ通信』というおまけのページがあります。
ここがまた、興味深く面白いページでした。
夏休み前後にこの絵本に出会ったら、オウムガイやアンモナイトを「理科の研究」で調べたくなる子もいるんじゃないかな?
そして、図書館さんの心遣いが素晴らしい!と感じたのも、
このページ。
なんと!!
見開き裏の「通信」の文章が隠れてしまわないように、
工夫してカバーをかけてくださっているんです!
本を借りて読んだ時の、子ども達の事を考えた「見えない部分」のお仕事ぶり、とても感動しました。
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スゴすぎる児童文芸
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投稿日:2009/07/22 |
ヒラP21さん 50代・パパ・千葉県 男の子12歳
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この本は、児童書というより児童作家の小説。
児童というより作家の域に達してしまった少年の文学作品である。
「第二回12歳の文学賞」の大賞作品として読んだときは、その自由奔放さと文章の大きさに驚いたものだが、続編として書かれた小説を読むと、はるかにそれを飛び越えてしまって、限りない可能性を感じさせながら大進化していた。
ただただスゴイと思うばかりである。
前述文学賞の大賞作「ヘチマと僕と、そしてハヤ」を書いたのが10歳。私は、その時点で文章のタッチのすごさと、これだけ長い小説をまとめ上げる力に感服したものである。
続編として12歳にして書き上げた「それからの僕らの空」はとてつもない長編小説である。
その中で、前作の登場人物でもある、僕と親友のハヤ、ガールフレンドの涼子ちゃんは、その後の自分たちの心の中、生活、考え方と様々なディテールが見事に描かれている。
転校生としてのハヤの家庭事情。小学校生活の中での様々な出来事と純粋な気持のぶつかり合い。成長していくクラス仲間と自分自身。
卒業までのエピソードがユーモアでがっちりとまとめ上げているので、爽快さを強くしている。
そして、それぞれの登場人物がのびのびとしていて屈折していないのは、作家がまだ成長期であるからだと納得させられる。これ以上登場人物が感情のひだに深みをもってしまったら、もう児童文芸ではない。読み手としての児童はついてこられないだろう。
といいながら、恭太郎君は11歳時の作品「とびら」でとんでもないことをしてくれた。
怜子おばさんに乗り移って、同窓会に参加してしまうのである。
話の展開、12歳のくせに(ゴメンナサイ)30年前を経験しているかのような大人の描き方。45歳の同窓会にいかにも行ったことがあるかのように書き上げている部分。自分でも「そうだった、そうだよね」と納得できる。タイトルの「とびら」の由来を文中にさりげなく描いているきめの細かさ。雪を桜にかけて描写するところなどはにくいばかりの叙情感。熟成感というか老練さすら感じさせる。
すでに、私は子どもの文章などとは思わず、この作品に呑みこまれ、感情移入して全肯定。時折、思わず涙腺を緩ませてしまいました。
大の大人をここまで惹きつけるなんて凄すぎるぞ。
こんな子がそばにいたら恐いぞ。
「12歳の文学」を読んで、同世代の文章に何かを感じた息子。
この作品を読んで何というだろうか。期待しながら、本を渡してみた。
この本の評価には、☆を10個でも少ないと思っています。
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ともだちの、はじまり。
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投稿日:2009/07/22 |
ちゅら。さん 40代・ママ・千葉県 男の子12歳
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コッコさんは、保育園でひとりぼっち。
どうしたらいいのか、わかりません。
でもある日、
素敵な偶然からもうひとりのひとりぼっちさんと、
手をつなぐことができました。
そしたら一緒に笑うこともできました。
そして、けんかもできました。
初めてのともだちのはじまりですね。
幼稚園、保育園、学校。
友達ができなかったらどうしよう?
そんな不安を抱えている子どもを、
ほっと安心させてくれる絵本です。
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のんびり屋・マイペース屋さんに
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投稿日:2009/07/19 |
てんぐざるさん 40代・ママ・埼玉県 女の子14歳、女の子9歳
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一緒に読んだのは中2の娘です。
読み終えた後に「あぁ、よかった」とつぶやきました。後半、フェルナンドが闘牛場に連れて行かれてしまったので、殺されたりしちゃうかと思ったらしいのです。
なぜ、私が、下の子ではなくて、上の子にこの絵本を読んだかというと、フェルナンドと上の子の性格が似ていて、とてもダブったからなのです。
のんびり屋で、ふぁわっとしていて、闘争心がなく、いつまでも自分のしたいことをしている。似ています。
本人もちょっと似てるかもって、言ってました。
普通に幼稚園くらいから、低学年くらいの子どもたちが喜んでくれそうですが、やはり何といっても、のんびり屋さんやマイペース屋さんな子どもたちにぜひ、読んであげたい1冊ですね。
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眺めているほど、気楽では無い雲のお話し。
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投稿日:2009/07/22 |
ちゅら。さん 40代・ママ・千葉県 男の子12歳
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いろんなものに、興味津々の雲のお話し。
あちこち行っては、真似してみたり、もぐりこんでみたり。
つかみ所のない雲だけに、自由自在に姿形を変えていく。
でも、ただふわふわしているだけではありません。
雲には雲の気持ちがあるのです。
人間の言うとおりになんかなりたくないし、
仲の良かったガールフレンドのことも思い出す。
もちろん、雲のお仕事もしています。
そして、自分の場所を見つけます。
空にぽっかり浮いている雲にも気持ちがあって、
毎日こんなに葛藤しているなんて・・・
気ままに流れてて良いよなぁ〜なんて眺めていて。
雲さん、知らなかったの、ごめんなさい。
・・・そんな気持ちになります。
長さん、またまた大きなことを、教えてくれてありがとう。
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写真通のための絵本
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投稿日:2009/07/20 |
ヒラP21さん 50代・パパ・千葉県 男の子12歳
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この本は、読む側の関心と読んでもらう側の気持ちがつながらないと難しい本かも知れません。
扱われている写真はモノクローム。イメージ写真ではなく、芸術写真。デジタル画像ではなく、フィルムプリント。
写真の内容ということより、写真そのものに様々な技術が駆使されています。屋内でストロボを使わないライティング、スローシャッター、アウトフォーカス…。カメラアングルの撮り方、構図、写景の切り取り方…。写真好きな人には気になる写真です。なるほど、著者紹介を見ると、細江英公氏は写真家でした。この手の写真に慣れていない人には、良く分からない世界かもしれません。
その芸術写真でストーリーを作っているのですからスゴイと思います。ただ、写真の世界としては昭和30年代から40年代の撮り方。古さを感じるかも知れない。
写真による絵本というのは初めてですが、絵とは違う面白みがありました。
ストーリー通りの写真を写すということは難しいでしょうし、ストーリーに効果的な画像にするというのは、見る側の問題もあるでしょう。そして、とった写真は修整できないという緊張感のもとに成り立っている。
写真に合わせてストーリーを変えていくことも必要なのだとも思いました。
ただ、ブラックタイガーは話の重要な登場人物だけに、あの写真だけはマイナスです。
写真や映像の技法では、何気ない風景や物に効果的に意味を持たせることがあるのですが、絵本としては子どもにわかりづらいかも。
と、息子から一言ありました。
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色やリズムを感じるしりとり遊びでした。
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投稿日:2009/07/14 |
てんぐざるさん 40代・ママ・埼玉県 女の子14歳、女の子9歳
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素直に面白い絵本だと思いました。
実は最初図書館で見つけた時、中も確かめずに「谷川さんの本だから借りちゃえっ」って、ノリで借りてきたんです。
でも、当たりでした。
タイガー立石さんのイラスト、初めて見ましたが、インパクトがあって、楽しい絵だと思います。
一言でいってしまうとしりとり遊びを絵本にしたものですが、谷川さんが考えられているだけあって、言葉に色というか、リズムみたいなものが感じられて、すごく楽しかったです。
1ページ1ページの立石さんのイラストもこだわりがあるので、親子でゆっくり眺めてあれこれ話したり、他の言葉をつづけて遊んでみたりしたら、もっと楽しくなるんじゃないでしょうか?
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見守る大きな木。
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投稿日:2009/07/16 |
ちゅら。さん 40代・ママ・千葉県 男の子12歳
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スダジイは、大きな木。
子ども達や動物達を、ずっと見守りながら立っている。
そんなスダジイのまわりはいつも賑やか。
夏は特に、子どもの元気な声、小鳥やセミの鳴き声が響いている。
あたたかく見守る、大きなスダジイの優しさに満ちています。
子ども達が視線を上げると、新しい発見があります。
初めて知ることだけれど、それはもうずっと続いてきたこと。
「きがついたかい?」と語りかける、スダジイ。
東京に住む作者の近所に実在する木のお話しです。
都会でも、アオバズクが子育てをしているのですね!
村上康成さんの絵が素晴らしい。
広々とした夏と大きなスダジイの存在感を見事に描いています。
小鳥やセミの鳴き声が聞こえてきそうな絵本です。
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切ない自然の法則
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投稿日:2009/07/18 |
ヒラP21さん 50代・パパ・千葉県 男の子12歳
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ゾウは、死期を感じると群れを離れ、墓場へ向かうという話を聞いたことがある。
そして、ゾウの墓場には先に死んだ多くの仲間達の骨があるという。
動物界の法則なのだろうか。
この絵本はそんな事をモチーフにしている。
死期を迎えたら訪ねていくというゾウの森。
その手前には深い谷を越えていくための吊り橋がかかっている。
吊り橋から落ちたらどうなるんだろう。
人間で言うと三途の川を渡りきれずに成仏できないということだろうか。
この絵本のゾウさんは、吊り橋が壊れているので橋の前で立ち止まります。
仲良しのネズミさんの言葉で引き返しますが、年をとるということはこういう事なのだろうか、今までのような生活が出来なくなります。
一生懸命ゾウさんの世話をするネズミさん。
やがてネズミさんは、ゾウさんにとってあの橋を渡ることが幸せなんだと感じるようになります。
橋を頑丈に直して、ゾウが吊り橋を渡る手伝いをします。
死に向かわせるのです。
そして、ゾウを見送るとホッとして笑顔を見せるのです。
幼い子どもにも、この展開は象徴的なようです。
自然の摂理。人は死ぬんだと。
誰もが吊り橋を渡らなければいけない。
どうせなら、ちゃんと吊り橋を渡らせてあげよう。
それがその人のためなんだと。
柳田邦男さんの翻訳する絵本は奥が深い。
大人にも考えさせる絵本でした。
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理解ある優しさに包まれて。
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投稿日:2009/07/14 |
ちゅら。さん 40代・ママ・千葉県 男の子12歳
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農家の夏。
夏休みは毎日畑のお手伝い。
漫画も読みたい、昼寝もしたい、海にも行きたい!
それなのに、毎日毎日家中総出で野菜の収穫に大忙し。
サボりたくもなるよね。
夏休みだもの、休みたいよね。
末っ子に対する、家族の温かい眼差しが嬉しい。
みんな、痛いほど気持ちが解っている。
もしかしたら、お兄ちゃんもお姉ちゃんも、
一度は同じことをしたのではないかしら?
農家の絵に、母の実家を思い出しました。
蚊帳の海の底で、みんなで眠ったことを思い出しました。
優しく懐かしい絵本です。
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「涙」は「うれし涙」だった!
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投稿日:2009/07/14 |
てんぐざるさん 40代・ママ・埼玉県 女の子14歳、女の子9歳
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このお話は、もともとあった浜田さんの作品の一つを「いわさきちひろの絵本」シリーズとして提供されたようです。
さて、作品自体ですが、うちの子は物語の舞台というか、設定が、なぜ中国みたいな国なのかが、一番疑問だったようです。
竜が出てくるお話だったので、お国柄的に、岩崎千尋さんが、舞台設定として考えたのか、それとも浜田さんの方から、「こんな世界に」と打診があったのでしょうか?
作家も、画家も、両方有名だと、一つの作品にするとき、どんな話し合いがなされるのでしょう?ちょっと、聞いてみたい気もします。
私は「りゅうのめのなみだ」という題名だけで、
竜が悲しみの涙を流すんだと思い、
ストーリー後半にさしかかって、
少年のことばに、竜が「うれし涙」を流しても、
あぁ、この後、この竜には何か悲惨な出来事が訪れるのよぉ。
それも、きっとこの少年の誕生日パーティーにお呼ばれしたせいで!
なんて、勘ぐっていたのに、題名の「涙」は「うれし涙」だったんですね〜。
そこがとても意外でした。
ですから、読み終わって、一番気がかりなのはこの物語のあとどうなったか、ということなのです。
少年と竜は「パフ」みたいに長年の友達になれたのでしょうか?
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きみの海だよ、またおいで。
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投稿日:2009/07/14 |
ちゅら。さん 40代・ママ・千葉県 男の子12歳
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一人の少年が、海へ入るのをためらっている。
ちょっと怖い。
でも海の中へ行ってみたい。
そこへ、
「やぁ はいっておいで・・・」と誰かの声。
タコ!
勇気の出る“青い貝殻”をポケットに。
タコと一緒に海へ入っていく少年。
村上康成さんの絵は、空間の使い方が実に上手い!
見開きいっぱいに海が広がります。
一生懸命泳いでやっと出た海面と空のバランス。
海に入る前と入った後。
少年の目の力が違います。
タコの存在感が、とても良いです。
この少年は、きっとまたこの海に来ることでしょう。
優しくお茶目なタコさん、お元気で。
またね。
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町は家族
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投稿日:2009/07/16 |
米フィッシュさん 50代・ママ・兵庫県
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地域通貨という新しい発想の町づくりがあちこちで行われています。子供たちのにぎやかな声が溢れていた町も、今ではすっかりお年寄りの町に。町も歳をとるんですね。この作品の主人公たちは、子供とお年寄りがいっしょに町を元気にしていくという、昔なら当たり前だったことに気がつきます。人は、だれかと一緒に生きているということを再確認しました。町が元気になれば、そこに住んでいる人たちも輝き始めるのですね。読み終えて、ジーンときました。大人にも読んで欲しい町を活性化させる本です。
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気づかないこと、気づいてみれば
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投稿日:2009/07/14 |
ヒラP21さん 50代・パパ・千葉県 男の子12歳
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目が見えないこと、耳が聞こえないこと、両親をなくしたこと、どんなことなんだろう。
「どんなかんじかな」という入り方が重くなくて、さらりとしていてとても共感できます。
そして、最後にこの少年が車いす生活で体を動かせないことを知ります。
そうでなければ、目が見えないこと、耳が聞こえないこと…と、気にならなかったかも知れません。
でも、この本を書いたのは、健常の方。
観点が素晴らしいと思いました。
和田誠さんの絵。人物があかるく描かれている一方、目が不自由な世界の音、耳の不自由な世界の映像の世界、動けない人の思索の世界が、とても印象的に表現されていて好きです。
中山千夏さんの文。とてもまっすぐな性格で言葉遣いが好きです。
カバーに書かれた詩。歌手時代の「あなたの心に」を思い出しました。
中山さんのさまざまな活躍に通じる一本気なところが好きです。
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海です!ピン・ポ〜ン♪
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投稿日:2009/07/14 |
ちゅら。さん 40代・ママ・千葉県 男の子12歳
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「ピン・ポン・バス」の続編。
今度は、バスに乗って海へ行けます!
前作は、車内の乗客や運転手さんの、
温かいふれ合いを乗せて走って行きました。
この絵本は、「これから海へ行く!」ワクワクした気持ちを乗せて、
広々とした景色の中を軽快に走ります。
窓を開けて、海風をたっぷり吸いましょう。
もちろん今回も、細かいところまで楽しめます!
さっき乗ってきた特急列車が踏切で通過して行ったり。
バスの広告のお店の前を通ったり。
絵を丁寧に見る子ども達には、発見がいっぱいあります。
何度でも繰り返し、楽しめる絵本です。
一緒に「ピン・ポ〜ン!」と言いながら読みましょう♪
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グァオ!可愛いヒッポ。
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投稿日:2009/07/14 |
ちゅら。さん 40代・ママ・千葉県 男の子12歳
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素晴らしい絵本です。
読めば読むほど、愛おしくなる絵本です。
版画の美しさ。
カバの生態描写。
ちいさなヒッポの好奇心。
お母さんの愛情の深さ。
ドキドキして、ホッと安心するストーリー。
お母さんに寄り添うヒッポが、本当に可愛らしく描かれています。
いつでも、一番安心出来るのはお母さんのそばなのですね。
お子さんと寄り添って、読んであげて下さい。
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楽しさ、面白さ、シャレっけいっぱいの本
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投稿日:2009/07/12 |
ヒラP21さん 50代・パパ・千葉県 男の子12歳
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絵といい、文章といいとても軽快。読んでいて楽しくなります。語りが今風で、読む子にはウケそうです。
ただ、あまり軽い文章を読み聞かせなれていない自分には、いまいちリズムにのれなくて、盛り上げどころで舌が空回り。多少ため口なれしていると良いかも。
あるところに王冠もようのあざがある男の子が生まれた。それを知った王様が、親をだまして川に投げ捨てる。
助けられて成長していた事を知った、王様は殺せと書いた手紙をマルコと名づけられた男に城に届けさせる。
手紙がすり替えられて、姫と結婚することになったことを知った王様は、悪魔の毛を3本持ってこいと難題を命じる。
本当に悪魔の毛を持ち帰り、おまけに宝物まで目にした王様は、マルコの言葉を信じて地獄に行き、川の渡し守になってしまう。
これってめでたしめでたし?
悪いのは王様だと思うけど、マルコの持ち帰った宝物を見て、普通の人間になっちゃったね。
次の悪知恵を思いつかなかったんだもの。
お姫さまは、王様がいなくなってどうなんだろう。
主人公のマルコは、かわいそうだけど、これだけ運のいいヤツってそういない。
幸せになって良かったね。
でも、お姫様のお父さんをだまして渡し守にしてしまったんだから、王様の次に悪いのかもしれない。
それにしても…。
タイトルの「あいててて!」は何だったんだろう。
表紙の絵を見て、悪魔との対決がメインテーマかと思った私は見事にだまされた。
最後の絵で、渡し守となった王様が舟に乗せているのは悪魔。その悪魔が鏡など見てけっこうナルシスト。
考えるといろいろな事がちりばめられていて、読み返すたびに大人も楽しめる絵本の一級品です。
子ども達も、あれこれ理屈で考えず、夏の子ども映画を楽しむ感覚で、大いにウケてくれると思います。
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読むときを考える
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投稿日:2009/07/10 |
ヒラP21さん 50代・パパ・千葉県 男の子12歳
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実は最初、日曜の昼食に我が家でラーメンを食べた後、この本を取り出して読んだのです。
これは、見事に失敗しました。
なぜなら、息子はラーメンのことと、食後遊びに出かけることしか考えていなかったのです。(大失敗)
時を置いて、2度目のチャレンジ。
この絵本のことは覚えていました。
「お前が食事している時に、世界ではいろんなことが起きているんだぞ。」の解説はNG。
感じるに任せることにしました。
(この絵本を覚えていたのだから、よけいな話は不要でしょう)
それにしても、長谷川さんのこの発想はすごいと思います。
周りのみんなはいろんなことをしているんですね。
近所から隣の町へ。隣の町から隣の国へ。どんどん拡がっていくと世界のどこかで戦争がある。
説明のくりかえしから、「かぜが吹いている…」と急に言葉少なになって、風が自分の家にも吹いてきました。
私は、この風のところがとても好きです。
この風を息子にも感じてもらえたら、と感じました。
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