夏の空が、高く高く広がる絵本。
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投稿日:2009/07/10 |
ちゅら。さん 40代・ママ・千葉県 男の子12歳
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縦開きの絵本です。
入道雲を表現するのに、とてもふさわしい作りです。
兄弟の夏休みの一日。
雲は緻密に力強く描かれ、生活する者達は影絵。
何に注目して欲しいのか、ハッキリとしています。
少年達の元気、不思議、怯え・・・
そして、ほっと安心した晴れやかな笑顔。
影絵なのに表情が豊かに見えてきます。
雲がうまれて、もくもく育って、ひと暴れして、通り過ぎていく。
この絵本を読む子どもが、一緒に体験していきます。
自然の大きさを感じさせる絵本です。
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ジェットコースター・フェアリーテール!
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投稿日:2009/07/11 |
たれ耳ウサギさん 40代・ママ・群馬県 女の子18歳、女の子16歳、女の子14歳
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東欧の昔話だそうですが、なんせ展開がめまぐるしい!
ある国の弟王子の大活躍のお話。
結婚式を挙げたその晩に新妻は新居のお城とともに何者かに
さらわれるとろこからお話は始まります。
花嫁を救い出そうと旅に出かけるのですが、突然色々な人や動物が現れ
王子も井戸の底から海へ移動し、犯人である大男を退治したかと思えば、あっという間に地獄へ連れて行かれたりします。
それにしてもこの王子様、ピンチになるといつも都合よく色々な物に
守られるのです。(金のりんごもそのひとつ)
それはおとぎ話の王道でしょうか。
この挿絵は幻想的で色彩も美しく、決してきらいではないのですが、
一部に生々しい絵があり、凝視に耐えません。
お話の筋は低学年向きかもしれませんが、ここに注意です。
弟王子としてあるのですが、兄王子はほとんど登場いたしません。
同様に略奪された彼の花嫁やお城まで取り返してあげたというのに、
一体お兄さんはどこで何をしていたのでしょう?
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絵本で冒険をバーチャル体験
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投稿日:2009/07/10 |
たれ耳ウサギさん 40代・ママ・群馬県 女の子18歳、女の子16歳、女の子14歳
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ある日ノラは友達の動物達(犬・羊・山羊・2匹のがちょう)と共に
不思議な絵をみつけます。どうやらたからものの地図のようで、
目指す場所は「ねむれるたからの城」
1人と5匹は早速冒険にでかけます。
でも、地図にはなにやら危険な香り。いつもはだれも近づかない
黒い森を通っていかなければなりません。
ノラは怖いものなし、勇敢に森に入って行きましたが、仲間は
恐れおののいて一匹また一匹と仲間は逃げてしまい、
とうとう犬のキキとノラだけになってしまいます。
挿絵がとても緻密で、何か出てきてもおかしくないくような
雰囲気があります。
特に黒い森の入り口はとても立体的に描かれており、本当に吸い込まれて行きそう。
1ページ1ページに隠し絵の要素もあり、じっくり眺めたい作品です。
恐怖心と言う物は、布切れ一枚を化け物に見せる。
ふっと触れた枯れ枝すら、お化けに触れられたと錯覚する。
それは誰でもが経験した事があるのではないでしょうか。
「あるあるこういう事!!」と共感しほくそ笑んでしまいました。
最後にはたからものを手に入れます。でもそれは形あるものでは
ありません。仲間っていいね。
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そらまめくんVSさんじゃくまめ
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投稿日:2009/07/09 |
てんぐざるさん 40代・ママ・埼玉県 女の子14歳、女の子9歳
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そらまめくんシリーズの好きなお子さん、お母さんはとても多いですよね?
この絵本を図書館で借りてきたら、いつの間にか上の子(中2)が背中を丸めて読んでいました。
母はちょっとびっくり。(まだ私は読んでいなかったのに〜)
初期のお話に比べると、そらまめくんはすっかりいい子になり、周りの仲間たち(まめ友達)とも上手くやっていくようになりました。
そのかわりなのでしょうか?今回の絵本には、ちょっとタカピーのさんじゃくまめ兄弟が登場します。
そして、そらまめくんのベットVSさんじゃくまめ兄弟のベッドの戦いの火ぶたが切って落とされます!
私は最初タカピーなさんじゃくまめ(兄)より、そらまめくんチームが勝つと思っていたのですが、これが意外にさんじゃくまめのベッド、有利で、さんじゃくまめって、機転がきくじゃん。と、思ってしまいました。
シリーズが続くと、惰性でつまらなくなる作品も多いですが、そらまめくんはとても楽しかったです。
ぜひ、今度学校でも読み語りに使ってみたいです。
読み語りに使うなら、幼稚園から中学年くらいまでが喜んでくれそうです。
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写真がすべてを語っている
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投稿日:2009/07/08 |
やまびこふうさんさん 50代・ママ・埼玉県 20歳、17歳
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今年で9年目に入る小学校での読み聞かせ。6年生ともなると
聞く体制がすでにできているのでこちらの気持ちをしっかり持っていないと期待にこたえられないな、強く思うのですが、今回はその思いが
より強く感じられた本でした。
教科書に載っていて、ちょうど音読をしましょうと言われていたようで、最初からよく集中して聞いてくれました。
途中、古い熊の糞から白いきのこが生えている描写があるのですが、誰一人「きたない」とか「えーっきもちわるい」などという児童がおらず、真剣に本に見入っていました。
全部読むのには15分から18分近くかかると思っていたので、少し
早く読んでみました。やはり後半は集中が切れたようで、申し訳なかったなと思いました。
集団で読む場合は床に座って本を見やすくしたほうがいいのですが、次の時間の内容によってはそうなっていない場合があります。今回もそうでしたので、写真を見てもらうことができなかったのが心残りでした。
6年生は、月1回しか読めないのでできるだけ心に残る作品を読んであげたいと思います。
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読みたいけど、息子には…
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投稿日:2009/07/08 |
ヒラP21さん 50代・パパ・千葉県 男の子12歳
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小学校で父親をなくした男の子。
その子が、天国のおとうさんへの手紙を書きます。
楽しい思い出。怒られた思い出。失敗したこと。
悲しいことだけど、この子はお父さんの死を乗り越えたと思う。
楽しい思い出に変え、お父さんを懐かしみ、「心配しないで下さいね」って…。
長谷川さんの、ラフな絵がこの本にピッタリです。(これは意図したことに違いない)。
お父さんに似た人に会った時のセピア色。裏表紙のモノクローム。
おおざっぱのようでいながら、繊細なところが長谷川さんの素晴らしいところです。
どこかで読み聞かせに使いたい本で読み時を思案中。
息子一人には読めないな。
それだけが残念な絵本です。
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すばらしい詩と、気持ちの良い絵。
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投稿日:2009/07/08 |
ちゅら。さん 40代・ママ・千葉県 男の子12歳
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新沢としひこさんのすばらしい詩が、
あべ弘士さんの気持ちの良い絵で絵本になりました。
繰り返される
「それはすばらしい なつのあるひ」のフレーズが、
心地よく、広々と心に響きます。
就学前の子どもから大人まで楽しめるでしょう。
「すばらしい なつのあるひ」を共有できる絵本です。
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すっごいエコライフな植物が気になる。
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投稿日:2009/07/07 |
てんぐざるさん 40代・ママ・埼玉県 女の子14歳、女の子9歳
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中学年の子ども達にお薦めの絵本と聞いて、遅ればせながら手にしてみませいた。
ウエズレーはいじめられっ子だったけれど、「自分は自分」とはっきりとした意志のあるしっかりした子だなぁ〜というのが、私の中の大きな印象でした。
アメリカの子ども向けのお話には、ウエズレータイプの主人公がよく描かれますよね?これはお国柄なのでしょうか?
うちの子の興味はもっぱら、ウエズレーが栽培していた植物のお味。
「一体どんな味なんだろう?」って、つぶやいていました。
この植物がもしも実在したら、人はずいぶん便利でエコらいふをおくれそうですよね。
ぜひ、近いうちに中学年の子に読んでみたいです。
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家族のみんなで回し読み
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投稿日:2009/07/06 |
ヒラP21さん 50代・パパ・千葉県 男の子12歳
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親の私にも、嫁さんにもなつかしい小さい頃のお祭りの話。一人っ子には、憧れの兄弟の話。
さだまさしの児童文学は、歌のようにとても繊細で、心温まる物語でした。
祭りでの兄弟。あたえられたお小遣いをやりくりしながら楽しんだこと。みんな自分のことのように懐かしい世界です。
腕白大将の弟がその下の妹に見せる兄貴づら。かんざしを買ってあげて、風船を買ってあげて、疲れた妹をおんぶしてあげて。
お兄ちゃんの背中で寝てしまって、風船を飛ばしてしまった妹。
ぐずる妹に、風船をもう一度手に入れるために、弟は風船やさんに談判に戻ります。
風船やさんをずっとにらみつけている弟。
やんちゃ坊主の、子どもながらの心意気。みごと!
やっと手に入れた風船がしぼんでしまって、その風船の墓を作った弟。
さだワールドは、見事です。
この本、実話だそうです。
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絵が語っています
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投稿日:2009/07/06 |
ヒラP21さん 50代・パパ・千葉県 男の子12歳
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読み終えて、心に突き刺さるものを感じました。
それを感動というのか、何にそう感じたのか。考えると、この絵本の絵に違いはないのだけど、美しさというのではなく、優しさというのではなく…。
繊細な鉛筆画で決めの細かい、絵が続きます。手だったり、足だったり、人の顔も写真のように鮮明でありながら、どこか乾いているのです。目はこちらを見ていません。決して笑ったり怒ったりしていません。
実は、この絵が物語りをとても伝えていることに考えが及んだ時に納得できました。
この絵本は語っているのではなく、見せているのです。
ハルばあちゃんの一生。
生まれて、育って、知り合って、死にあって、別れがあって…。
でも、全てを受け入れているハルばあちゃんの手。
これはすごいことです。小説ではとても饒舌な山中恒さんの抑えに抑えた淡々とした物語を、これほど饒舌に語りつくしているのですから。
しかも、文字の赤と、モノクロームの絵にただ一つ添えられた魂の赤。
この絵本は芸術です。
絵本の表紙の手が好き。背面のハルとユウキチの幼い頃の笑い顔が好き。
そして、その二つにはさまれた本の中に、ハルとユウキチの笑顔はない。
もっと奥深い、社会、歴史、人生を包み込んで、この絵本は完結しています。
悲しさや、苦しさや、寂しさや、多分だれもが感じる人生の断片を「ユウキチさん、わたしはあんたのおかげでずっとしあわせだったよ」と、ユウキチ亡き後で一人盆踊りで踊るハル。
背面に「読んであげるなら5才から、自分で読むなら小学校初級から」ってあったけど、これって児童書?
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賛否両論
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投稿日:2009/07/04 |
ヒラP21さん 50代・パパ・千葉県 男の子12歳
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透明感のある詩、自然のいのちの大切さを伝えようとする含みのあるパステル画。
高揚というよりもシンプルに、ひろかわさんの歌が、姿を変え、形を変え、繰り返し波のようにしみこんできて、とても良いヒーリング絵本だと思いました。
ただ、嫁さんの意見は正反対。
作者の言おうとすることが、くどくどしく押しつけられるようで、しゃべりすぎだとの感想。
言葉が多すぎるとの意見でした。
これは詩と絵を重ねて積み上げている絵本です。
それだけ個々人の感性に響くものだから、好き嫌いが出てくる絵本かもしれません。
子どもは中立。賛成、反対のため星は3つです。
あなたはどちら派ですか。
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すご〜い線
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投稿日:2009/07/03 |
ベリンディさん 40代・ママ・青森県 男の子12歳
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図書館で初めて見たとき、思わず「すご〜い!」と声に出してしまいました。
表紙から始まるたった1本の線が、朝の街を描き、人々を描きながら裏表紙まで
つながっているんですから!
子供に本を渡すと、さっそくチャレンジしたものの1ページ目で「面倒くさい。」とギブアップ。
でも、ちょっと暇になると「せんをたどって、やる?」と私を誘います。
年齢に関係なく、親子の会話もはずむ楽しいアートな本です。
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想像してみて!
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投稿日:2009/07/04 |
ちいとんちゃんさん 40代・ママ・新潟県 女の子5歳
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自分のいるところ,存在を確認してもらいたくて6年生の読み聞かせの時に読みました。
いまいるところがものすごくひろい,とおい,ふかい,はてのない大宇宙につながっているなんて素敵なことだな,と私も思いました。
また,合わせて,「土星と木星のなぞ」という本も紹介して,土星が水に浮くんだよ,なんて話をしたら,驚いていました。
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にんまり
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投稿日:2009/07/02 |
桂はなさん 20代・せんせい・千葉県
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いつも悩む高学年向けよみきかせ本。
久々の100パーセント、あたりの、ヒットです。
最初にタイトルを知ったときグリム童話で「あいててて」?と疑問に思いました。
あらすじは典型的なグリムの話で、良くあるパロディのようなものではないのですが、スタイリッシュでインパクトのある絵とテンポが良くぐいぐい引き込む文章がすばらしいです。
最初の赤ん坊が川に捨てられてしまうあたりで「ひどい・・・」というつぶやきが聞こえ、王さまが城を飛び出していくあたりでにんまりしながら、オールを漕ぐしぐさをする子もいました。
お話に入り込んで楽しんでもらえる一冊です。
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なんでウシなの?
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投稿日:2009/07/01 |
ヒラP21さん 50代・パパ・千葉県 男の子12歳
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迷子になった女の子を喰おうと連れ帰ったおおかみのじろきち。
「大きく育ててから喰う方が得だぞ」と言ったのはうしのまさくとっつぁん。
ここで、「なんでウシなの?」と誰もが思う(らしい)。
ちょっと怖そうな話を、人情話に切り替えてくれるのはなんといってもうしのまんさくとっつぁんである。
絵本の中で、うしのまんさくとっつぁんの姿は、どこかユーモラスである。
じろきちは、女の子を早く育てて食べるために一生懸命。
でも、よく考えると、子育ての基本が入ってはいやしないか? じろきちは女の子に愛情を注いでいるようにも見えるじゃないか。
絵本で描かれるおおかみのじろきちには、怖さがひとかけらもないのである。
そしておしまいには、そろそろ食べ頃と言うまんさくとっつぁんに反論する。
「おやそうかい」というとっつあんのホントの気持ちは何だったんだろう?(もともと食べる気などなくて、じろきちに子育てを教えていたのかも)
「すっかりまんさくとっつぁんにだまされた」というじろきち。
「おれもおおかみにしちゃあまぬけだな…」というじろきちには、どこぞの野性的な親よりよほど人情味があるではないか。
何度か読み聞かせをして、大人と子どもの反応はいろいろである。
しかし共通していえるのは、「なんでウシなの?」である。
最後のシーン。
じろきちは女の子を背負って里へ下りていく。
その後は、読者の想像にお任せであるようである。
矢玉四郎さん。ファンになりました。
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テーマがけっこう難しい…。
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投稿日:2009/06/30 |
てんぐざるさん 40代・ママ・埼玉県 女の子14歳、女の子9歳
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絵も話もとても素敵な物語でした。
ただ、この物語に描かれているテーマみたいなものが少々難しいものなので、低年齢の子に読んであげても、今イチ伝わりきらない気がします。
うん。この絵本は出来たら高学年以上、むしろ中高生などこれから未来に生きる若者たち読んでほしいですね。
人は生きていくためにどんどん便利なものを発明したり、森林を伐採して土地を広げたり、遊楽のために他の動物が決してしないことを平気でしてしまうところがあります。
その辺のことを絵本としてまとめた作品だと、思いました。
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文字を書けることって素晴らしいこと
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投稿日:2009/06/28 |
ヒラP21さん 50代・パパ・千葉県 男の子12歳
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60歳を過ぎて文字を習い始めた一子さん。
自分の本当の誕生日もしらない一子さん。
不幸な生い立ちだと思いますが、一子さんが字を覚えていく楽しさがのびのびと描かれています。
それを長野ヒデ子さんの絵がユーモアを加えてくれています。
文化センターで文字を習い始めた一子さんの、6月から始まって翌年の3月までの日記。
気がついたら一子さんの日記に漢字が出てきています。
右ページには日記とそれに添えられた風景。左ページにはまだ自分で文字にできない一子さんの生活。
字を知らない不便さや悔しさ。
自分たちには当たり前にできていることが、当たり前でない人たちにとってどれほど大切かをこの絵本を伝えてくれます。
絵本の最後に書かれていることは、さらにとても大事です。
この絵本の日記。
実は書きたいことを孫の司君に話して、その話を文章にしてもらった上で、間違いのないように書き写していたのだと知らされるからです。
そして、その後に一子さんが自分自身で書いた日記の写し。
とても癖のあるひらがなで書かれているだけでなく、間違いがあったり、句読点がなかったり…。
読み聞かせをするには、自分も何度もつかえてしまい、さらに判読してから読み直したり苦労しました。
しかしその中に一子さんの強烈な感情、悔しさと伝えたい願望が溢れています。
この絵本を手にした人は、ここのところまで伝えてあげて欲しいと思います。
息子はたどたどしくなった私の語りに、吉田さんへの関心を深めたようでした。
この絵本には、日記とストーリーの他に絵の中に登場する人たちのいろいろなセリフがあります。
私は飛ばしてしまいましたが、読み終わってから、息子はその一つ一つを読んでいました。
とても貴重な絵本だと確信します。
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オズの魔法使い好きに
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投稿日:2009/06/26 |
とむままさん 40代・ママ・三重県 男の子13歳、女の子11歳
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オズの魔法使いの物語よりは短くで絵本よりは読み応えがあり娘は楽しそうに読んでいました。
押さえた色あいの絵が今までのオズの魔法使いのイメージから離れ新鮮な気持ちになりました。
今までは小さい子のお話メルヘンだったのです、ブリキのきこりもわらのかかしも臆病ライオンもなんとなく目を閉じると浮かんでくるのですが・・
この絵になると雰囲気がガラッとかわってしまいます。
この絵本は緑のめがねがついています。エメラルドの街に入るときにかけるように指示されていて自分もエメラルドの国に行ったようなワクワク感がありました。
エメラルドの国はもっと、キラキラした雰囲気が欲しいなぁ・・とも思いました。
もうオズの魔法使いは知ってるよ!
オズの魔法使いのお話大好きとう言う人に読んで欲しい1冊です。
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とても悲しい本でした
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投稿日:2009/06/26 |
ヒラP21さん 50代・パパ・千葉県 男の子12歳
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読み終わって、しばらく放心状態。
こんなに悲しい絵本があるなんて。
愛を知らないで死んでいった子どもの話。
生まれて3年で、虐待され、おびえながら、笑うことも知らないで死んでいった子ども。
この子だった幸せになる権利があったのに。
この子の親の顔が見えません。
風中から生まれ、最期は風に抱かれて天国に出迎えられた子ども。
この絵本は読み聞かせには向きません。
この本を読み聞かせしなくても、子どもたちにはわかるでしょう。
愛のない親に絵本の読み聞かせなんてできないことを。
しかし、この本はとても良い本です。
絵本の中の子を、自分のまわりに作らないためにも、
この絵本の悲しみを逆説的に受け止めたいと思います。
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ともに生活する街。
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投稿日:2009/06/23 |
ちゅら。さん 40代・ママ・千葉県 男の子12歳
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おばあちゃんが死んでしまってから、ずっと一人暮らしのおじいちゃん。
淋しくないのかな。
僕たちと一緒に暮らせばいいのに・・・
おじいちゃんの家へ遊びに行き、おじいちゃんとおじいちゃんの街を歩く。
魚屋さんも八百屋さんもお風呂屋さんも畳屋さんも・・・
ぼくがおじいちゃんを好きなように、みんなおじいちゃんを好きなんだ。
そして、おじいちゃんもみんなが好きなんだ。
おじいちゃんの穏やかな生活。
おじいちゃんの街の優しい人たち。
ぼくの心配はきっと解消されたに違いない。
地域社会との関わりが希薄になっている昨今、
ともに見守りあいながら寄り添って暮らす街は、
子ども達にはファンタジーの世界に見えるかも知れない。
子どもに声をかける大人達の視線の低さ。
踏み込み過ぎずに、思いやり会う優しさ。
ゆっくりと、きちんと、生活しているお話し。
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