命のつながり(食物連鎖・生態系)を知る科学絵本
食物連鎖を分かりやすく伝えてくれる絵本、互いに関わり合いながら生きる生き物たちの姿とそれをとりまく自然環境を描いた、生物の命のつながりを学べる科学絵本を集めました。
編集部おすすめ作品
たったひとつのドングリから、木が育つ。その木にトリが巣をつくり、花の種が落ち、実がなり、動物たちがやってくる……アメリカのカンバーランド高原の森を舞台に、シンプルな言葉で命のつながりを描く絵本。
生物は皆ウンチをするのに、地球はウンチであふれない…臭い、汚いといわれて遠ざけられがちな生き物の排泄物が、自然の中でどのように役立ち循環しているのか、楽しく理解できます。
自然界の生き物は、食べたり食べられたりして互いに密接につながっています。この絵本では、食物連鎖について、自分たちが食事をすることを通して、地球上のいろいろな生き物とつながっているということを、子どもたちに分かりやすい、やさしい文と絵で描いています。
地球には生きものがあふれていて、すべての生きものが、たがいに(もちろん、私たち人間も!)複雑に結びついていることを、美しい絵で伝えてくれる科学絵本です。
時には数十億匹にもなる群れで生きるという生存戦略によって、生き抜くイワシの生態と、海の食物連鎖が描かれます。細部まで緻密に描かれた迫力の画面は、海の中で見ているような臨場感にあふれています。
1枚の写真が語る、大自然のドラマと生命のつながりの物語。「ヘラジカは生きるために戦い、ツノをからませて死んだ。でもそれは、自然のなかでたくさんの命が生きることにつながった」アラスカの自然と、そこに生きる動物たちの生命力に胸を打たれる一冊です。
木からしみだす樹液は、カブトムシやクワガタ、チョウ、ハチなどたくさんの虫が集まる「レストラン」!樹液をめぐる生き物たちのつながりを伝える迫力の写真絵本です。
気仙沼の漁師さんによる植樹活動をもとに作られた絵本。
「葉っぱも 魚も 太陽も クマも ドングリも テントウムシも カニも トンボも コンブも 地球も クジラも プランクトンも ぼくたちも。みんな みんな つながっている」。森づくりが海を豊かにする、そのつながりを丁寧に描き、解説している絵本です。
大噴火によって生物が死に絶えたクラカタウ島における100年にわたる生物調査で、複雑な生態系の変化が丁寧に描かれます。世界中の生物学者を驚かせた現代の「天地創造」の物語。
生命の宝庫といわれるジャングルの生物――コスタリカのジャングルに生息する、鳥、昆虫、植物、魚など、多様な生物が関わり合いながら生きている様を、色鮮やかで精密なイラストで興味深く紹介する絵本です。
作・絵:
松岡 達英 出版社:
岩崎書店 税込価格: ¥1,540 発行日:1993年 ISBN:9784265029143
著・写真:
二神 慎之介 出版社:
文一総合出版 税込価格: ¥1,980 発行日:2021年09月11日 ISBN:9784829990124
文:
嶋田 泰子 絵:
佐藤 真紀子 出版社:
童心社 税込価格: ¥1,760 発行日:2017年09月07日 ISBN:9784494014286