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出版社エディターズブログ

2024.06.24

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10ぴきのおばけたちとおじいさんの関係性が魅力的「10ぴきのおばけ」シリーズ作者のにしかわおさむさんにインタビュー (ひかりのくに)

ずっとサーカスぐらしの子どものぞうは、ひろーーい草はらを思い切り走り回りたかった…!

  • 10ぴきのおばけ サーカスへいく

    出版社からの内容紹介

    ずっとサーカス暮らしの子どものぞうは、ひろーい草はらを思い切り走り回りたかった…!

    10ぴきのおばけとおじいさんが住む街にサーカスがやってきました。
    チラシを見たおばけたちは、サーカスに行きたい気持ちを募らせます。
    するとその晩、サーカスで暮らす子どものゾウがおばけたちとおじいさんが住む家にやって来て…。

    シリーズ9作目の本作も、10ぴきのおばけとおじいさんの優しさが光るお話です。

この書籍を作った人

にしかわ おさむ

にしかわ おさむ (にしかわおさむ)

1940年、福岡県生まれ。絵本作家・画家。作品に「大だこマストン」シリーズ(ぎょうせい)、『ミイラくんあそぼうよ』『ノックがとんとん』(PHP研究所)、『おとうさんとさんぽ』『ツトムとまほうのバス』(教育画劇)、『こぐまと二ひきのまもの』(童心社)、「10ぴきのおばけ」シリーズ(ひかりのくに)など。『おばけとこどものおうさま』(PHP研究所)でボローニャ国際児童図書展エルバ賞、『ツトムとネコのひのようじん』(小峰書店)で第29回ひろすけ童話賞を受賞。

シリーズの9作目となりますが、どのようにしてこのお話ができましたか?

 何十年かぶりに、サーカス鑑賞をしたのがきっかけです。テントに入った瞬間に、子どもの頃、両親に連れて行ってもらったサーカスの記憶が蘇りました。空中ブランコにドキドキしたり、バイクの曲乗りにハラハラしたり。戦後まだ間もない頃なのに、やたらと明るい空気だったことを覚えています。

 現代のサーカスでは、ライトアップされた象、ライオンといった動物たちがとても美しく、特に、テントの天井にまで届きそうなキリンの大きさには本当に圧倒され、これは絶対に絵本に描きたいなと思いました。

今回のお話の中で、特にお気に入りのシーンはありますか?

 『10ぴきのおばけ』シリーズでの僕の楽しみは、おばけたちが10個のベッドを並べて寝るシーンを描くこと。今夜はどんなことが起きるのか、みんなを驚かせたいと、いつも頭をひねっています。今回の、子象の鼻が窓からヌーッと入ってくる絵は、我ながら気に入っています。毎回、最後のページで、遊び疲れて居眠りしてるおばけたちの寝顔を描くのも大好きです。

 いつかおばけたちのベッドのミニチュアを作るのが、僕の夢です。

続きは、ひかりのくにの児童書Instagramへ

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