漁火分校の子どもたちは小・中学生あわせてやっと9人。分校閉校の危機をのりこえていく子どもと、元気な大人たちの姿を描く。
絵本作家の梅田俊作さんが、絵よりも文章で過疎地の分校の姿を描いた渾身の作品です。
粗削りではあるけれど、自然豊かな漁火(伊座利)の分校で、想像も出来ない体験を続けている児童生徒の姿が、眩しく感じられました。
陸の孤島のような場所だから、住む人たちの結びつきも固いのでしょう。
フィクションと言いながら、実話に裏付けされていなければ書けない作品です。 (ヒラP21さん 60代・その他の方 )
|