一人の子ども、一人の教師、一冊の本、一本のペン それで世界は変えられる――― 教育のために闘う少女マララ・ユスフザイの物語
マララ・ユスフザイ国連スピーチ抄録掲載
タリバン支配下にあるパキスタン。女性への教育の必要性や平和への願いを訴えたがために、わずか15歳のマララ・ユスフザイはタリバンの標的にされ、頭部に銃撃を受ける。 奇跡の回復を遂げた彼女は国連で教育の重要性をスピーチし、最も若いノーベル平和賞の候補者になった。マララが銃撃を受けるに至ったパキスタンの状況と、マララの現在までの歩みをイタリアのジャーナリストが追う。
この本を読んで、史上最年少のノーベル平和賞を受賞したマララ・ユスフザイは、受賞するに必然的な運命と、そのための生き方をしてきた少女であると痛感しました。
タリバンの残忍な襲撃は衝撃的でしたが、圧力に屈しない生き方を幼い頃から培って来たことに感動しました。
多くの人民の命を奪い、自由を奪い、余りに理不尽な事を強制するタリバンの恐怖のに対して毅然としていられたのは、親の力と自身の信念でしょう。
国連でのスピーチの素晴らしさについても、マララだから語れたのだと納得しました。
パキスタンの現実を知るためにも、価値ある一冊だと思います。 (ヒラP21さん 60代・パパ )
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