2本足で前進することこそ、人間というふしぎな動物の出発点でした。大の動物好きの人類学者が、人間とほかの動物とのちがいを独特な目でとらえます。絵がまたゆかいです。
たくさんのふしぎ傑作集の1冊でした。
結構前の作品です。最初に発表されたのは1987年、傑作集になったのが1990年でした。
科学的な進化の過程をとても分かりやすい切り口で説明してくれていました。
少々分は長めですが、進化の過程を説明している割に簡潔で読みやすかったです。
最後のページで作者が1つのメッセージを問いかけて終わりにしています。
進化を説明するだけでなく、これから「人」として進化してきた私たちが、どう生きていかなければいけないのか、考えさせられるいい終わり方だと思いました。
小学校の4年生くらいからお薦めします。 (てんぐざるさん 40代・ママ 女の子18歳、女の子14歳)
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