その年の夏、いつものようにかしの木は、どんぐりたちをたくさんみのらせていた。そのなかにふたごのどんぐりがあった。秋になり、耳をすますと、ちゃいろくなったどんぐりたちのおしゃべりがきこえてくる…。
かしの木になるどんぐりの中でも、珍しい双子のどんぐりの成長を描いたお話です。
双子のどんぐりが木から落ち、やがて芽を出します。
離れ離れになっても近くで寄り添い、育っていく様子が優しいタッチで丁寧に描かれています。
この絵本を通して、生命の繋がりを感じることができます。 (さくら嵐♪さん 30代・せんせい )
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