半分砂に埋まってゆらゆら揺れる姿がなんともユーモラスな、水族館の人気者、チンアナゴ。珍しい姿だから「珍」あなごなのかと思いきや、顔が犬の「狆」に似ているからチンアナゴという名前だということ、ご存知でしたか?砂からニョロニョロ突き出た姿は、なんだかヘビかミミズのよう。いったいどんな生き物なんでしょう? さあ、絵本を開いて、かわいいイラストの案内役、イソギンチャクくんとカクレクマノミちゃんと一緒に、チンアナゴの観察に出かけましょう。 この絵本では、黒い丸の模様のチンアナゴと、オレンジと白の縞のニシキアナゴ(チンアナゴ亜種)の生態と魅力を、たくさんの美しい写真でじっくり教えてくれます。 ごはんを追っていて隣の仲間と絡まってしまったり、群れているのに巣穴が近すぎるといってけんかしたり。チンアナゴたちの愛嬌たっぷりの面白いシーンが満載で、「何この変な生き物!」という子も「チンアナゴだいすき!」な子も、目が釘付けになってしまいそうですね。 どんなものを食べているの?巣穴の中はどうなっているの?巣から出るとどうなるの? いろんな疑問にも、わかりやすい解説と「チンアナゴQ&A」でばっちり答えてくれますよ。 チンアナゴに会える水族館の一覧も掲載されていますので、絵本を片手に会いに行ってみるのもいいですね。 ページのどこかにチンアナゴのかわいいパラパラマンガがついています。こちらもお楽しみに。
(掛川晶子 絵本ナビ編集部)
チンアナゴって、ちょっとへん。魚なのに、はんぶん砂にうまって、ゆらゆらゆれている。いったいどんないきものなんだろう?大人と子どもが一緒になって楽しめる写真絵本。
最近、家族で水族館へ行きました。
そこには、大きな水槽にゆらゆらするチンアナゴとニシキアナゴが。見ているだけで癒されます。
そんなチンアナゴの食事やうんち。仲間と絡まっちゃったり、ケンカしたり。
巣穴を出て泳ぐ姿や砂の中の体の様子など、なかなか見られない姿がたくさん!!
またチンアナゴに会いに、水族館に行きたくなりました。ほんとに興味深い生き物です。 (ピーホーさん 40代・ママ 女の子5歳、女の子3歳)
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