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春,休暇をヨットで過ごすことになったディックとドロシアは,鳥を愛する地元の少年トムと知り合い,念願のセーリング技術を学ぼうと,胸をおどらせます.ところが,トムがひなをかえすオオバンの巣を守ろうとして,ある事件を起こしてしまいます.ノーフォークの湖沼地帯を舞台にくり広げられる,スリルにみちた追跡劇.
下巻です。
トムのきょうだいのようにして育ってきた。ポートとスターボードは、上巻の最後で彼らとは遅れてその旅に合流しようと飛びだします。
これが意外と簡単には追い付かなくて、読んでいるこちらはハラハラするのですが、
ポートとスターボードの二人は焦っているようにも見えますが結構別行動の旅で出会った人やそこで見たことを楽しんで進んでいきます。
トムを追いかけてくるマーゴレッタ号のハラバルー(大騒ぎ)たち、あわや!っというところで、意外な救世主も現れたりして、後半はとてもテンポよく進みます。
このお話はうまいこと大円団を迎えますが、こちらの子どもたちの活躍の続きはまた別の巻で楽しめます。 (てんぐざるさん 40代・ママ 女の子20歳、女の子16歳)
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