おんなのこが入っている、にっこり笑顔のこたつさん。ふとんのすそから、ちゃいろいひもみたいなものがのぞいています。 「こたつの なかには なにがいる? ぺろっとめくろう せーの・・・」 ふとんをめくって出てくるのは、さあ、いったい何でしょう? 次は、おまわりさんが入っているこたつ。ふとんをめくって、中にいるのは・・?キャー!
冬はみんなで、ぬくぬく楽しいこたつ。あったかい中にもぐってみたり、人の足をくすぐってみたり、子どもにとっては、ただでさえわくわくしちゃうとっておきの空間ですよね。 そんな、こたつをめくる楽しさを、しかけ絵本にしてしまったのは、あかちゃんでも楽しめるしかけ絵本の名手、新井洋行さん。 この絵本にも、みんなが笑顔になっちゃう楽しい驚きがつまっています。こたつから、あんなものやこんなものが、出てきちゃうなんて! こたつに家族や親戚でわいわい集まって読んだら、楽しそうですね。おおぜいの読み聞かせにもおすすめの、冬にぴったりのかわいいしかけ絵本です。
(掛川晶子 絵本ナビ編集部)
本作は保育園などのよみきかせでも好評な、『ツリーさん』『ハッピーハロウィン!』『ぽかぽか』『びっくりはなび』に続く、季節感を感じられる赤ちゃん絵本です。 前作の『びっくりはなび』は、花火の特徴を見事にとらえたしかけが好評を博し、たちまち重版がかかりました。『びっくりこたつ』は、その『びっくりはなび』と同様のしかけ絵本で、絵本でもあまり類がない「こたつ」をテーマです。猫を飼っている家庭では、ついついこたつをめくってその姿を見ようとしてしまいますが、本作はその感覚をいかした、「こたつをめくるしかけつき」。こたつ布団のように裁断されたページをめくると、猫がいたり、隠れているどろぼうがいたり、マジシャンがハトを出したりと、予想もつかないものが飛び出します。冬らしく、ほっこり笑ってあたたかい気持ちになれる、とても楽しい絵本です。
小さい子向けの仕掛絵本です。手のひらサイズで、小さなお子さんにも持ちやすいとおもいます。
ただ、大きさが小さいためか、本をしっかり開くのに意外と力が要ります。
大人がこの本を小さなお子さんに手渡すときはしっかり開いて開きぐせを付けてから渡してあげてほしいです。
こたつの中から出てくるのが、ねこ・どろぼう・手品師が放つ手品の品々・おばけにおならなので、あまり小さい子だと知識がなく、その面白さが理解できないかもしれないので、
4,5歳以上のお子さんたちにおススメします。
おはなし会の導入などに使うのでしたら小学校の中学年くらいまで使えるんじゃないでしょうか?
最後の最後に裏表紙で「おばけ」の種明かしが描かれているので、読み聞かせ等で使う時は特にしっかり最後まで見せてほしいです。 (てんぐざるさん 40代・ママ 女の子19歳、女の子14歳)
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