大阪から徳島県貞光町に集団学童疎開をした子どもたちのうち、3年生16名が疎開先の真光寺の焼失と共に命を失った。戦争の犠牲になった幼き子どもたちをリアルに描き出す。
実際にあった事を基にしたフィクションとのことで、集団疎開、在日朝鮮人、戦時中にあったことを含ませて重厚な内容になっていました。
在日朝鮮人への偏見、男社会の権力志向がありながら子どもたちはあくまで子どもらしいところがホッとしました。
大空襲を避けて疎開したはずなのに、疎開先の火事で命を落とした子どもたちに、戦争の皮肉を感じますが、戦争に起因してこんなことも起こりうることを、改めて認識しました。 (ヒラP21さん 70代以上・その他の方 )
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