村のおとしよりといっしょにつくって遊ぶ、たのしい行事。春を待つ子どもたちの、ちょっと変わった節分のお話。
節分の頃の読み物として、小学校のおはなし会で取り上げます。
山の村での、節分の行事が描かれています。
小学校では風邪がはやり、たった7人の一年生がようやく顔をそろえるのです。
なぜなら、今日は節分、1年生には特別の楽しみがあるのですね。
豆に家族の顔を描き、「かぜかみさま」を送ったり、鬼の面を作ったり。
そして放課後には、最大のお楽しみ、「鬼の宿」でのお招きです。
餅をつかせてもらい、いただいたり、豆腐田楽も頬張り、豆まきも。
そして、帰りには干したトウモロコシももらいますが、
その後にもお楽しみが待っていたのです!
本当の風習なのか創作なのかは定かではありませんが、
村のみんなで子どもたちを育む様子にほっこりです。
1年生の子どもたちの輝く笑顔が目に浮かびます。
読み物ですが、幼年童話という事で、各ページに絵本並みの挿絵があり、
読み聞かせにもいいと思います。 (レイラさん 40代・ママ 男の子21歳、男の子18歳、 )
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