ここは「ハテナはかせ」の研究所。 「この世界には、存在しているけれど気づくことができない不思議ないきものたちがいます。」 はかせは、そんな生物を、「へんてこいきもの」と名づけ、日々研究を続けているのです。どうやら、世の中の人が「なんで?」と思うことの裏側には、必ずこの「へんてこいきもの」がひそんでいるのだそうで・・・?
では、「へんてこいきもの」を一つご紹介しましょう。 ”なんで、蚊取り線香の形はぐるぐるなの?” こんな疑問の答えはこれ。実は蚊取り線香は「カトリ」という生き物の舌の部分なんです。 「カトリ」は、長い毒の舌を巻きつけて蚊を食べる生物。舌は毎年新しいものに生えかわり、古い舌はポトリと地面に落ちます。人間はその落ちた舌を拾い、「蚊取り線香」として使っている、というわけ。 詳細は本をご確認ください。ページには、生物「カトリ」の図、詳しい生態、落ちた舌を拾ってかごに入れる人間のイラストなどが掲載されていて、「カトリ」についての真実がばっちり分かりますよ。
本には、こんな風に全部で26の「へんてこいきもの」が紹介されています。ユニークで愉快な生き物たちを創り出したのは、注目の絵本ユニット、ザ・キャビンカンパニーさん。 「・・・なるほど!」と納得してしまったり、思わず吹き出してしまったり。 色鮮やかで自由な「へんてこいきもの」に夢中になる子どもたちが目に浮かぶよう。 ”なんで、有名人のサインは読みにくいの?” ”なんで、かき氷を食べると頭が痛くなるの?” どんな生き物が潜んでいるのか、ワクワクしませんか? ハテナはかせは言っています。 「わたしたちの見えないところで、こんな不思議ないきものたちが動いていると思うと、世界を見る目も、きっと変わってくることでしょう。」 読み終わった後も思い出してニヤニヤしてしまう、楽しい空想図鑑です。
(掛川晶子 絵本ナビ編集部)
ここはハテナはかせの研究所。博士は日夜、「切手のはしっこはなんでギザギザ?」「蚊取り線香はなんでぐるぐる?」「プチプチをつぶしたくなるわけは?」など身のまわりのふしぎなできごとが、どのようにしておこるのか研究しているのです。そしてついに、こうした出来事の多くは「へんてこいきもの」たちが引き起こしていることをつきとめたのです! この本ではそんなハテナはかせの「へんてこいきもの」研究ノートを大公開。ふだんから「?」と思っている子どもの疑問にはてな博士がお答えします。ぜんぶで26の「へんてこいきもの」をくわしく紹介。
これは読み聞かせではなく図鑑です。
しかもわけのわからん生き物たちがでてくるほんとうにへんてこりんな図鑑です。
でもなんだか面白いんです。
なぜか??
たぶん、日常でなんとなしに触れているもの、していることがぜーんぶへんてこな生き物によってされていることに気付かされるから?
絶対ちがうし!ってわかっているけど、そんな生き物がほんとうにやってるなら面白いよな。笑
って思いながら読むのが楽しいです。
横断歩道がシマシマなのはどうして?
エレベーターがあがったりさがったりするのは?
オナラがでるのは?
ATMの中からお金が出てくるのはどうして?
それは全部へんてこな生き物の仕業かもしれません。
息子は真剣に読んで、横断歩道はイトヌイの仕業と言うことに気づきましたとさ。
図鑑なのでボリュームたっぷりです。
自分で読んでくれるならいいですが、
全部読むとめちゃくちゃ疲れます。笑 (kakaehon2さん 30代・ママ 男の子5歳、男の子0歳)
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