妖精の城へ迷いこんだ王子が、ねこに変えられた王女の呪いをとくと…。17世紀の古典が華麗なタッチの装画でよみがえる愛蔵絵本。
イラストが、細部まで丁寧に描かれており、日本の方とは思えない程の美しく高貴であり、眺めているだけでも贅沢な感じのする素晴らしい作品だと思いました(o^_^o)
王座をかけた試練を3番目(末)の王子とドレスを着た、品のある白い猫のお話なのですが、白猫が生まれる前のお話から、生まれた時・・・・・・お話が遡り、眠れぬ森の美女のようなお話です。小さなお子様には、ちょっと難しい感じにも思えます。文も原作に忠実なのでしょうか、詳しく書かれているせいか、ちょっと長めでございます。
現在のフランスやイギリスでは、ほとんど忘れられた物語のようですが、白猫だけは、今でもペロー原作のバレエ「眠れる森の美女」に出演しているらしいです。
読み聞かせるとしても、間延びした感じで飽きてしまうかも知れませんが、大人の方でしたら、イラストも美しいですので、楽しめる作品だと思います(o^_^o)
小さなお子様には、『白猫(再話)』の方を、おすすめさせて頂きたいと思います。 (梨華さん 30代・その他の方 )
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