ともだちを まもるため ボクは いっしょうけんめい ウソをつく! 「本当のやさしさ」を子どもと一緒に考えるための絵本 主人公の「ぼく」は、小学生の男の子。ある日、ママに隠れてこっそりケーキを食べ、怒られてしまいます。学校に行くと、お金持ち&いじめっ子の小金沢さんが、海外旅行に行ったと自慢しています。そして、いつも暗くて大人しい「おにやまさん」を指差して、「どうせどこにも行かなかったんでしょ!」と馬鹿にします。「おにやまさん」は旅行に行ったのに、信じてもらえません。馬鹿にされている「おにやまさん」を見て、「ぼく」は友達を守るため、ママに「ダメ!」と言われていたウソをついてしまいます。そして……。
いい嘘と悪い嘘という、設定でしょうか。
口から先に出てしまった言葉でしょうが、心から出た言葉は美しいですね。
それに引き換え弁解というズルい脳から発信される言葉は、わかってしまいます。
こかねざわさんのような子も、おにやまさんのような子も、思い浮かべることができるけど、ぼくのようにはなれなかった自分としては、やっぱりこの子は正義感を持っていたのだと感じます。
お話とは離れるけど、小学校の校門で出迎えてくれるのは、校長先生ですよね。 (ヒラP21さん 60代・その他の方 )
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