「バロチェ」シリーズが人気のオランダの絵本作家、イヴォンヌ・ヤハテンベルフが描く、コワイけどコワくない、可愛くてちょっとだけコワイかいじゅうモッタの絵本です。
モッタは、7人兄弟の末っ子。 お兄ちゃんたちみたいなコワーいかいじゅうになって皆をおどかしたいけど、ちいさなモッタのことを誰もコワがりません。 一生懸命おどかそうとしても 「おまえは、ほんとにかわいいなぁ」 と、よしよしとなでるのです。 今度こそお兄ちゃんたちを怖がらせようと、新しくできたお友だちと協力して……。 モッタはお兄ちゃんたちをおどかすことができるかな!?
オランダだけでなく、世界中で愛されているイヴォンヌ・ヤハテンベルフさんの絵本。鉛筆で描かれたかいじゅうの動きや表情が愛らしい雰囲気を醸し出していますが、そんな中でもところどころに墨塗りの黒が効いていて、「可愛い」と「コワイ」がうまく活かし合っています。
裏表紙に6人のお兄ちゃんたちの紹介が載っています。個性豊かなお兄ちゃんたちが、各ページでそれぞれどんなことをしているのか見つけるのも、楽しみのひとつ! ぜひ、子どもと一緒に、探してみて下さいね。
(洪愛舜 編集者・ライター)
モッタは7人兄弟の末っ子。お兄ちゃんたちみたいな強くてこわい怪獣になりたいのに、みんなはモッタのことを、「かわいいなあ」としかいいません。そこで・・・。
世界傑作絵本シリーズのオランダの絵本。絵がかわいく、キャラクター化していたら、買いたい。でも、お話の内容は、特に山場やドキドキがあるわけではなく、メッセージがあるわけでもなく、ふ〜ん。で終わってしまいました。
傑作シリーズにはいるからには、オランダでは有名なのかな?と不思議に思いました。 (みっとーさん 30代・ママ 男の子10歳、女の子8歳)
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