ジョージのおばあさんは、いじわるで、身勝手で、ブーブー文句ばっかり言っている。ジョージは、仕返しをしてやりたくなった。何か、とてつもないやりかたで……。あっと驚く結末に背すじが寒くなる、ブラック・ユーモアたっぷりの作品。
「魔法がいっぱい」を読んでから、すっかりロアルド・ダールの作品に夢中。
児童文学という部類に入るんだろうけど、やさしさとか、家族愛とか、そういう道徳的なこととは無縁なお話の数々が新鮮。
押し付けがましさがなく、ユーモアにあふれ、笑わずにはいられない愉快なお話ばかり。
ぼくの作った魔法の薬も、これ、自分のおばあちゃんに飲ませるためのものなんです。
いじわるなおばあちゃんに、ちょっと仕返しのつもりで。
薬を作る過程が最高です。
混ぜ合わせたものは、シャンプーに、脱毛剤、ふけとり、犬のノミトリ粉から家畜の薬まで...
うわぁ〜、げぇ〜なんて思いながら、でも、笑わずにはいられない。
そして、その薬をほんとに飲んでしまったおばあちゃんは...
結局、小さくなって消えてなくなってしまったおばあちゃん。
仕方がないわね、と納得してしまう家族にまたひと笑い。
おいおい、ほんとにそれでいいのか?! (たかくんママさん 30代・ママ 女の子7歳、男の子4歳)
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