無人のはずの音楽室から聞こえてくるピアノの音、動きだす理科室のがいこつなど、学校の教室にまつわる話や、移動教室の怪談を紹介。 学校には、あちこちに怪談がひそんでいます。教室やトイレなど、学校の特定の空間と結びついて語られるこわい話や不思議な話が、たくさんの学校で伝えられています。このシリーズでは、日本各地で伝えられてきた学校の怪談のなかから代表的な話を取りあげ、たくさんのイラストで紹介しています。トイレの花子さんや太郎さん、青ぼうず、テケテケなど、学校にでる妖怪たちもたくさん登場します。 第1巻では、誰もいないはずの音楽室からきこえるピアノ、理科室の動くガイコツの模型、こっくりさんなど、学校の教室や、移動教室でおこる怪談を紹介します。
[ここがポイント] ◎ 各巻冒頭では監修の常光徹氏によるわかりやすい文章で解説。第1巻では夜の学校でおこる怪異から、子どもたちのあいだで語り伝えられてきた学校の怪談の背景をさぐる。 ◎ 世界的に活躍するアニメーション作家の山村浩二氏のイラストで、学校のあちこちで語り伝えられてきた怪談や学校にでる妖怪を紹介。 ◎ 第1巻コラムページでは江戸時代の怪談話や「こっくりさん」の歴史を紹介。普段見ることができない図版や写真もたくさん掲載。
[目次] ・序文 夜の学校と特別教室(常光 徹) ・教室にまつわる話 ・図工室・美術室にまつわる話 ・音楽室にまつわる話 ・理科室にまつわる話 ・いろいろな部屋にまつわる話 ・移動教室・合宿にまつわる話 ・コラム こっくりさん ・コラム 江戸時代の百物語 ・全巻さくいん
たまたま図書館で見つけて、興味深く読みました。
すごく読みやすい作りです。
何より子どもたちが最も身近に感じる「学校」にスポットを当ていて、
そのうえ“絵”図鑑!
時には想像しにくい場所や場面でも、写真や具体的な絵で紹介されていると、子どもたちには雰囲気がつかみやすいと思いました。
シリーズ第1巻は「教室で起こる怪談」を色々集めてくれています。
夕方の学校って、なんだかいるだけでも怖いですよね〜。
読んでみると、こんなに話があったのかと、ちょっとびっくりしました。わたしの子どもの頃よりずっと増えているような気がします。
今の子どもたちも「こっくりさん」って、やってるんでしょうか?
この本では、こっくりさんがどのようにして日本に伝わったのか、日本ではどのように行われているのかということも紹介してくれています。
小学生くらいの子どもたちを対象に描かれていますが、大人が読んでも十分面白いです。ぜひ、夏の暑い時期などにお子さんたちといかがでしょうか? (てんぐざるさん 40代・ママ 女の子22歳、女の子17歳)
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