
そこのいるのは――もうひとりのわたし?
「わたしなんか、しあわせになれない」14歳の由宇がそう思うようになったころ、自分の姿と瓜二つの由芽が突然現れた。自分とは正反対で奔放な性格の由芽に振り回されてばかりの由宇。由宇は以前父親から聞かされた、由宇と一緒に生まれるはずだった、双子の姉妹のことを思い出す。切なくも心温まる物語。

親たちから評判の高い名門お嬢さま中学校に通う由宇。ある日、通り魔に襲われ、ココロがちぎれてしまった?同じ顔をした少女が「私はあなた」と言って現れます。
彼女は亡くなった双子の妹 由芽なのか?いいこタイプの由宇と違って、タバコは吸うし…いったい?と思いつつ読みました。
同じ顔でも違う性格の2人が面白かったです。
由宇、由芽、通り魔から由宇を助けてくれた男の子との恋愛も。父子家庭の由宇の家。父親との関係も注目しつつ。 (みちんさんさん 30代・ママ 女の子4歳、女の子2歳)
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