アメリカの優れた絵本に贈られる賞、”コールデコット賞”。 翻訳絵本を選ぶときに参考にすることも多い、この賞の由来となったのがランドルフ・コールデコットです。 動物のいきいきとした躍動感を描き、 絵と言葉が一体となって物語が展開する、という現代絵本の原型を作り出したといわれています。 センダックやポターなど、のちの絵本作家たちにも大きな影響を与えた人物の生涯と功績を、 全ページカラーで紹介しています。
英米児童文学研究者であり、翻訳者でもある灰島かり氏の訳でお届けします。
コールデコット賞という権威ある絵本の作品賞は、ランドルフ・コールデコットに由来するとは知っていたけれど、初めてのコールデコットの生涯を知りました。
コールデコットの生きざま、他の絵本作家への影響、絵本の歴史が、様々な絵と共に紹介されていて、絵本について学習するところが大きかったです。
この本を手にしたとき、偶然にも訳者の灰島かりさんの訃報を目にしました。
大好きな児童文学者だっただけに、二重に意味のある一冊になりました。 (ヒラP21さん 60代・パパ )
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