自分を信じて、好きなことを続けるんだよ。 放浪画家と島の少年との静かな友情物語
絵画は見るもので、音楽は聴くものであるという違いは、つきつめて考えれば絶対的なものではないのかもしれません。なぜなら、目と耳という異なった身体器官を通して受け取りはしても、絵も音楽も、結局は心で見、心で聴くものだからです。――(訳者あとがきより)
ボローニャ国際児童図書展ラガッツィ賞
この物語の語り手の「教授」もマックスも作者自身の中にある2つの個性なのです。
音楽への道と絵画への道のどちらを選ぶか。
素晴らしい感性の凝縮されたお話です。
物語の中の絵は、絵本のための絵ではなく、芸術そのものの絵画。
不思議な空間に魅了されました。
そして、確かにそれぞれの絵に道を感じることが出来ました。 (ヒラP21さん 60代・パパ )
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