ひいおばあちゃんと、弟のオーウェンと暮らす少女ナオミのもとに ある日、実の母親スカイラがあらわれる。 勝手な理由で、ナオミを引きとろうとするスカイラだったが、 ナオミたちはそれに対抗し、はなればなれになった父親をさがして、 メキシコへ旅立つことになる。
国を越え、ルーツにふれて、自分自身をみつける少女の物語。
ひいおばあさんと暮らすナオミと障がいを持った弟のオーウェンは、両親不在と弟の障がいのために、学校生活にも辛い思いをしています。
このようなシチュエーションを理解するのは少し難しいけれど、家族というものを考えるには刺戟的な作品です。
父親はメキシコに、母親はアルコール依存症のために病院と矯正施設にいました。
親として壊れていても、自分は自分として生きていくのです。
いろんな事を知って、乗り越えていくナオミの姿に、たくましさを感じました。
(ヒラP21さん 70代以上・その他の方 )
|