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地面に落ちた葉っぱは、子どもたちの宝物。きれいな落ち葉はもちろん、穴の開いた落ち葉だって大切な遊び道具です。本書では、子どもたちが落ち葉で遊ぶ様子を写真で紹介。葉っぱの形の違いを利用した「落ち葉ジャンケン」や落ち葉の造形、穴の開いた葉っぱによる影絵、かき集めた落ち葉の暖かさを体験する「落ち葉のふとん」など、すぐにできる遊びがいっぱい。遊びを通して自然への興味を深める絵本です。
この絵本の表紙を見たうちの子が「すっごい、昭和の香りがする」と、笑ってました。
2017年秋に出たばかりの科学絵本で、リメイク版とか、再販とかではないようですが、たしかになんというか、昭和の香りがする写真の撮り方だな〜と、思いました。
写真も鮮やかで見やすいですが、いろいろな葉っぱの名前や、落ち葉で作ったものの命名が結構小さな字で書かれているので、大勢いる読み聞かせにはちょっと向かないかもしれません。少人数の読み聞かせや、学童(子どもの数にもよりますが)などには季節の読み物としてお薦めです。
最後のほうに、かれて葉っぱの柔らかいところがなくなり、葉っぱの網状脈だけが残った大きなホオノキの葉っぱが出てきます。
とても大きくて空にかざして陽に透かした姿が素敵でした。 (てんぐざるさん 50代・ママ 女の子22歳、女の子17歳)
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