好評既刊『子どもたちの遺言』のコンビによる写真詩集・第二弾です。今作のテーマは、50歳の女性の美しさ。50代女性の顔を撮ることに、以前から興味があったという田淵さん。「一番リアルに人生が顔に出るのではないかと思った」と田淵氏が語るポートレートと共に、詩人谷川氏が珠玉の言葉で女性たちの人生を謳った今作品。女性たちに、鏡の中の自分へ心からの笑顔を向けてもらうための一冊です。
写真はひとりひとりの女性を具体的に私たちの目の前に見せてくれる…。人生の揺らぎを経て、女の美しさは醸される。谷川俊太郎の珠玉の言葉と、50代女性のポートレートで描く、女性へ贈る人生エール。
写真絵本と言うには、ちょっと躊躇を感じる本です。
被写体となるのは、五十の年輪を重ねた女性たち。
着飾ることなく、ありのままの50年のを刻んだ顔には、彼女たちの強さと疲れを感じて、直視して良いものかどうか迷ってしまいました。
そして自然風景と女性たちの姿の間を、谷川さんの詩が流れていきます。
今日までの日々と、明日からも生きていこうという決意に、頭が下がるばかりでした。 (ヒラP21さん 60代・パパ )
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