長く伸ばした自分の髪を散髪して寄付する「ヘアドネーション」の日本における活動を、ボランティアとして参加する子どもたちを通して紹介する。
私自身がヘアドネーションをしたことがあり、
またそのために髪を伸ばしている最中なので、
いつか髪を切った際に、学校の読み聞かせの会で活かせないかと思い、読んでみました。
私はワンウィッグは、がん患者のために使われているということは知っていましたが、
この本を読んで、がんだけでなく、白血病や無毛症、脱毛症の子供達のためにも使われているというのを初めて知りました。
それぞれの悩みに対応しようと奔走される、渡辺さんの様子は、
大変そうなのですが、その中にも喜びと輝きに溢れていると感じます。
ウィッグを手に出来ると喜ぶ子供達がいる。
死に間に合わずに手に出来ない子もいますが、それでも「髪を手に入れられる」という喜びを胸に、幸せを届けることは出来たのではないか。そう思います。
髪を寄付するだけのボランティアが、もっともっと知られていくと良いなと思える内容で、
読んで良かったと思いました。 (hime59153さん 40代・ママ 男の子6歳)
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