さびれた港町に舞い降りた黄金の羽を持つ犬。郵便配達のおじいさんに拾われ配達の手伝いをするようになります。ある日の真夜中、港町に迫ってきた大津波の危険を知らせるため、犬は鐘楼へ向かって飛び出します……。『しあわせのはね』に続く、感動の字のない絵本第2弾。
文字のない絵本だけに、物語の読み取り方、感じ方が重要になってくる絵本です。
そういう意味合いでは、病気の親を助けたのに高額の金額を請求され、親の代わりに犬が金色の羽を差し出すという展開が読みきれませんでした。
青色に色調が変わって展開される物語は、大津波を表しているのですが、解説抜きでは飛躍についていけないほどの急展開でした。
中盤から振り回されてしまって、ちょっと落ち着けない作品ではありました。 (ヒラP21さん 60代・パパ )
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