ここは、貝の木のある村。 人間も、なんだか不思議な生きものたちも、みんな村の住民です。 そんな村に住む音楽好きのおばあさんに、まごむすこのヤッカは とびきりすてきな誕生日プレゼントを思いつき……。
ヤッカとユーモラスな面々、そして不思議な貝の木を 味わいのあるタッチと深く幻想的な色彩で描いた、半異世界物語。
「空のおっぱいは」昔話みたいな、「ハナノマチ」は、絵を見せてくれる絵本だと思いました。
そして、この絵本は絵も話も芸術性の高い絵本だな。と思いました。
ですから、園児や児童よりも、高校生以上の絵を勉強している人とか、大人が読んだ方が、共感できるものが大きいと思います。
不思議で個性的なキャラクターはたくさん登場しますが、「ハナノマチ」に比べると、ストーリーがあるので、親しみやすかったです。
なんだか、この作者の話は一度触れると、気になって仕方がなくなります。次回作はどんな作品になるのか、期待してます。 (てんぐざるさん 40代・ママ 女の子14歳、女の子10歳)
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