さあ、おはなし動物園にいらっしゃい。 動物たちのおしゃべりが聞こえてきます。
なになに?カバとワニは口を大きく開けっこして、あごが外れてしまったんですって。 綺麗な孔雀の羽根って、実はシッポだったの?! コアラの赤ちゃん、お母さんとしりとりしてたら背中でお昼寝しちゃった。 パンダにゾウさん。トラにライオン…全部で33の動物たちが出てきます。 目次のページには、出てくる動物たちの可愛い絵が勢ぞろい。それを眺めるだけでも楽しい。 ページ見開きで一つのおはなし。動物たちの日常あるあるにちょっぴりユーモラスなおはなしが絵とぴったり。 作者のさいとうしのぶさんの作品は、絵本『あっちゃんあがつく』『しりとりしましょ』(ともにリーブル)も、小学校でも大人気で常に誰かがかりていきます。 さいとうさんの描く絵のキャラクターは、ちょっと小太りで愛嬌があって幸せそう。 そんな温かさが子どもに伝わるのだと思います。
全ページカラーで、絵がたくさん入った幼年童話です。 ひらがな表記なので1人で読めるようになったお子さんにも、動物を覚え始めた小さなお子さんに絵本のように読んであげるのにもぴったりですね。
この本には他のシリーズ『おはなしだいどころ』『おはなしきょうしつ』があります。 合わせて読んでみてください。
(山田裕子 小学校司書)
大人気シリーズ『おはなし だいどころ』『おはなし きょうしつ』に続く、第3弾!
ライオン、ゾウ、カピバラ、コアラ……。「おはなし どうぶつえん」に行って動物たちのおしゃべりを聞いてみよう! かわいくて遊び心いっぱいの30話がつまった一口童話集。
「ナマケモノ」――「だれかしら! わたしに ナマケモノなんて なまえを つけたのは!」ナマケモノは、一日中ぶらさがっている大変さを嘆き、「ナマケモノ」という名前はふさわしくない、と怒っています。そこで、新しい名前をつけてもらおうと考えました。それは……⁉ 「ウサギ」――「さあ、きょうも いっちょう がんばるか!」ウサギは、これから仕事なのです。じーっと、じーっとする仕事。結構ストレスがたまるそうです……。さて、ウサギの仕事とは、なんでしょうか??
全頁ひらがな表記で一話完結。読み聞かせや初めての一人読みにもオススメ! ユーモアたっぷりの一冊です。
動物園の動物たちのお喋りや行動が見開き1ページで展開する
おはなし集。
その発想や行動が、何ともほのぼの、わかるわかる!
親子愛や夫婦愛、ちょっとした愚痴、などなど。
軽妙な視点がいいですね。
動物の種類もいっぱいなのも嬉しいです。
そして、ちょこっと読み切れる分量も、かえって印象に残りそうです。
おはなし会の時間調整に、便利そうです。
幼稚園児くらいからでしょうか。 (レイラさん 50代・ママ )
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