読み聞かせにピッタリ! 赤羽末吉の伸びやかな絵が魅力の最強絵本。
『思い出のマーニー』の訳者として有名な松野正子の文に、『スーホの白い馬』や『おへそがえるごん』など多くの名作を残した赤羽末吉が絵を描いた贅沢な絵本が、この『なきたろう』。 赤羽末吉の全盛期に描かれた、その勢いのある絵は、今江祥智氏も絶賛していたと言います。
この絵本の主人公「なきたろう」は異常な泣き虫で、流す涙で稲まで枯らしてしまい、村の人々も両親もほとほと困り果ててしまいます。 「なきたろう」も泣かないようになりたいと思ってはいるのですが、そう思うだけでまた泣けてきてしまう始末。 ところが、ある日不思議な出会いから、「なきたろう」は生まれて初めて泣くことをガマンできました。
出会いによって自分以外の他者をはじめて気づかうことができた「なきたろう」。 「なきたろう」の心の成長を、民話調の語り口で綴った創作絵本。 泣き虫クン、泣き虫ちゃんに読んで聞かせてあげたい素敵な絵本です。
なきたろう
生まれてからずーっとずーっと泣いている
泣き止むことはない。
嬉しくて泣き、怒って泣き
ずっと泣いてるので周りには誰もいない
泣きっぱなしでうるさくて
みんな離れていってしまう
だからまた泣くんです。
なきたろう
どんなお話かなって
読んでいても想像ができず
どんな展開になるか期待しました。
急展開して、えーーーっとなりましたが
結果的にはよかったよかった・・・でした。
それにしてもどのページみても泣いているので、
青色の点々の絵ばかりでした。 (ジョージ大好きさん 40代・ママ 男の子13歳)
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