なおこさんの家に今年も年末がやってきました。 浅草の雷門をくぐり、ガサ市でしめなわ・お正月飾りの材料の買い付けがはじまりました。 商店街の一角で、かねこさんは毎年正月飾りを売るのです。 無事に販売を終え、今度はなおこさんの家族も大忙しで年越しの準備にかかります。おおそうじをして、おせちの買出しをして、、、 「あけましておめでとう」。 1月2日は、近所を獅子舞で練り歩き、ようやく忙しいお正月が終わるのです。 都会にのこる、日本の年末年始の行事を、実在するモデル・なおこさんの家族を通してユーモラスかつ細密な筆致で描きます。
この絵本は、「お正月飾りを売る工務店を営むお家」が舞台のお話だったため、いわゆる「お正月の準備を描いた絵本」とは異なる内容となっていて、とても興味深かったです。
「庶民のお正月の準備は、こうやって支えてもらっているのだな」ということがよくわかりました。 (さくらっこママさん 30代・ママ 女の子6歳、男の子4歳)
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