ある日、自分のハリが大嫌いで、つきあいの苦手なハリネズミが、誰かを招待しようと思いたつ。さっそく招待状を書き始めるが、手紙を送る勇気が出ない。もしクマがきたら? カエルがきたら? フクロウがきたら? ――臆病で気難しいハリネズミに友だちはできるのか? オランダで最も敬愛される作家による大人のための物語。
臆病で内向的なハリネズミの妄想物語です。
いろんな動物たちと友だちになりたくて、招待状を書くのですが、出すこともできずに、かえって動物たちがやってきたことを想像して、被害妄想に苦しむのです。
これは、ハリネズミがもっているハリへのコンプレックスでしょうか。
人を寄せつけないハリをもっているための自虐意識でしょうか。
様々な仮想の訪問者のケースを見ながら、どうしたらハリネズミは解放されるのだろうと考えました。 (ヒラP21さん 70代以上・その他の方 )
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