女の子だからという理由で、先進国に生まれ育つ子どもたちに当たり前のように与えられているものが与えられない子は世界にたくさんいます。たとえば、学校に行かせてもらえなかったり、食べ物を十分にもらえなかったり、13歳や14歳で結婚させられたり、借金の肩代わりに労働を強いられたり、紛争に巻き込まれたり……。この本に紹介されている8人の女の子たちも、そんな境遇に生まれ育ちました。でも、彼女たちは夢を心の支えに、決してあきらめません。貧困の連鎖を断ち切るためにはどうすればいいのか、自分の未来を変えるためにできることは何かを考え、それに向かってひたむきに進む姿は、その子だけでなく周りにも変化をもたらします。 ジェンダーの平等、児童労働や性的虐待、貧困など世界中の女の子が抱える問題について知り、考えてみるのにも最適な1冊。
まだ数年前に出されたこの本で、虐げられた女性の実状に驚き、憤りを感じました。
実質的な奴隷、物として扱われるような早婚、世界にはまだまだこのような女性蔑視の仕組みが残されているのです。
それでも夢を諦めない、彼女らのたくましさも記載されていることが、救いではありましたが、考えなければいけない現実認識を痛感しました。 (ヒラP21さん 60代・その他の方 )
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