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日・中・韓平和絵本 へいわって どんなこと?

日・中・韓平和絵本 へいわって どんなこと?(童心社)

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どんなにきみがすきだかあててごらん(評論社)

日本語版刊行30周年♪想いのつよさをくらべっこ♥

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しゅくだいかけっこ

しゅくだいかけっこ

  • 児童書
作・絵: 福田 岩緒
出版社: PHP研究所 PHP研究所の特集ページがあります!

税込価格: ¥1,320

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作品情報

発行日: 2019年08月06日
ISBN: 9784569788821

出版社のおすすめ年齢:低学年〜
A5判上製/79ページ

この作品が含まれるテーマ

みどころ

かけっこ、得意ですか?

このお話の主人公のゆうまはかけっこが苦手です。体育の時間、リレーの選手を決める50メートル走のタイムで、ゆうまは、足が遅いことがクラスのみんなにばれてしまいました。走り終わったあとのみんなの反応を思い出すだけで、「運動会を休みたい…。」と思ってしまいます。けれども、ズル休みだと思われるのが嫌で、休むこともできません。
ゆうまは元気をなくしてしまいます。

そんなとき、ゆうまは、倒れていた町内のおじいちゃんを助けてあげます。いつも顔を真っ赤にして怒るので、子どもたちに、かげで「てんぐじいさん」と呼ばれているおじいちゃんでした。緊張するゆうまですが、怒っていなければ普通のやさしいおじいちゃんだとわかり、一安心。さらに、おじいちゃんは、若いころ陸上の選手だったというのです……!
「ぼくも……速く走りたい!」
ゆうまは、おじいちゃんにお願いして、毎日かけっこを特訓してもらうことになります。

スタートの練習や、走る姿勢。おじいちゃんが教えてくれることは、ゆうまが知らなかったことばかり。
「ひじをまげて! もっと 大きく 速く ふれ!」「足を もっと 前に だせっ!」
おじいちゃんの言う通り走るのは大変です。厳しい練習をやめたくなったこともありました。翌日体が痛くなったり、かえってまっすぐ走れなくなったり、おじいちゃんの言葉が疑わしく思えてくることさえありました。それでも、ゆうまは、おじいちゃんについていきます。

そして迎えた運動会の日、不安でいっぱいのゆうま。はたして練習の成果を出すことができるのでしょうか…?

50メートル走のタイムを知られて恥ずかしい気持ち、足が速い親友まさとをうらやましく思う気持ち。走るのが苦手な子はもちろん、誰もが同じような感情を持ったことがあるのではないでしょうか。心の動きが丁寧に描かれるので、子どもたちは、お話にひきこまれて、ゆうまを応援してしまうことでしょう。
おじいちゃんにかけっこの特訓をお願いする場面、ゆうまの友達への優しさなど、日常の中で読者の子どもたちの背中を押してくれるだろう場面もたくさんあります。
おじいちゃんの指導がわかりやすいのもお話の大きな魅力。読み終わったら、実践してみたくなりますよ。お話のなかに、運動ができるようになるヒントやコツが書かれているのも、「しゅくだい」シリーズのポイントですね。

苦手なこと、自信のないこと、誰にでもあるはず。けれどもその苦手なこととどう向き合っていくか、その向き合い方を子どもたちに教え、勇気づけてくれるお話です。

(掛川晶子  絵本ナビ編集部)

しゅくだいかけっこ

しゅくだいかけっこ

出版社からの紹介

運動会のリレーの選手を決めるため、体育の時間にタイムを計ったらクラスで一番遅かった。だから、運動会に出るのがいやになった。学校から帰って犬の散歩をしていたら、町内に住む怖くて有名なおじいちゃんに公園で出会った。おじいちゃんは元陸上の選手で、足が遅いことで落ちこんでいたぼくに、特訓をしてくれることになった。
学校から帰ると、毎日おじいちゃんと公園で練習をした。スタートダッシュの仕方や、早く走るコツを教えてもらった。最初はおじいちゃんの言う通りに練習していたけれど、本当に早く走れるようになるか途中で不安になった。リレーのバトンパスが上手くできないとなやんでいた友達も、おじいちゃんにコツを教わったみたいだ。そして、運動会の日、ついに徒競走が始まって……。
運動が苦手な子でも、頑張って練習することの大切さを描いた「しゅくだい」シリーズ。かけっこが苦手な子におすすめの一冊です。

ベストレビュー

走ることが苦手なお子さん向け

走ることが苦手な子どもを応援してくれる、とても良いお話だったと思います。ぜひ、走る子が苦手なお子さんに運動会の1か月くらい前に読んでもらいたいお話です。運動会は、結果が一番大事ではないけれど、小学生ともなれば「見栄」も出てくるお年頃。我が家の子どもは親近感を持ちながらお話を聞いていたようでした。
(さくらっこママさん 40代・ママ 女の子8歳、男の子6歳)

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