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明るく好奇心いっぱいの女の子アンネは、13歳のある日、家族でかくれひそんで暮らすことになります。外は戦争、でもアンネの心のなかはいつも自由でした。喜びや怒り、夢や恋の悩みを、アンネは親友に打ち明けるように日記帳につづります。戦争の時代に生きるとは。アンネが暮らしたオランダのジャーナリストによる伝記物語。
今だからこそでしょうか、読み終えてとても無力感を覚えました。
アンネはどうして死ななければならなかったのでしょうか。
未来のある、青春まっただ中の少女が息をひそめ、戦争から身を潜めていること、その限りある空間で精一杯生きていることが、結果を知っているだけに痛々しいのです。
このような戦争が過去のことのように思っていたら、ウクライナという国が現実化してしまいました。
戦争は嫌だ。
戦争はだめだ。
そんな気持ちを子どもたちに伝えなければいけないと思います。 (ヒラP21さん 60代・その他の方 )
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