好評「しらべ図鑑マナペディア」シリーズの最新刊は、身近なマークと記号をとりあげます。グーグルマップやSNSなど、インターネットで、遠くの町や国の出来事、暮らしの様子などが手に取るようにわかってしまう昨今、マークや記号も国際的な共通理解が、より大切になってきていると言えます。裏返せば、知っているとどこでも使えて便利なので、今こそ子どもたちにマークや記号に関心を持ってもらいたいと思うのです。 国際機関のマークや、最近有名になった世界遺産のマークなどは、まさに世界共通のマーク。放射線や有害物資含有など危険を知らせるマークも世界共通のものがあります。楽しいものだと、サッカーのワールドカップや、オリンピックなども一目でわかるマーク。また、電子機器につけられているマークは、知っていないと生活に困るほど私たちの日常に入り込んでいますし、リサイクルマークの意味も知っていないと、ゴミの分別に迷ったりしますね。 たくさんのマークを並べてデザインを楽しむだけではありません。この本が小学校中学年向けといえる大きな特徴は、災害など緊急時に役立つマークや記号を知る、という章を設けたことです。一目でわかる絵柄で機能を知らせ、ピンチのときこそ力を発揮するのがマークや記号です。もっとも本来的といえる側面を、3年生以上の読者には理解してもらえると考え、企画しました。これが、ほんとうに必要なマークと記号の本です!
身の回りによく見かけるマークの一覧ぇす。
よく見かけるマークがある一方で、その意味の不確かなもののの多いこと、識別しづらいもののの多いことを再認識しました。
それぞれに意味のある記号が、充分にその役目を果たせていないことを危惧する一冊となりました。 (ヒラP21さん 70代以上・その他の方 )
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