絵画に興味がある人も、ない人も、「人の恋愛」に興味があるなら誰もが読みたくなる、天才画家たちの恋愛事情読本。 お気に入りの風景、目の前に置いてある美しい器、歴史の名場面など、絵画のテーマはいくつもありますが、そのなかで、古今東西の画家たちが最大の関心事としてきたテーマが「恋愛」です。 たとえば、クリムトは生涯にわたって女性像を描き続け、そのモデルと関係をもって、少なくとも14人もの子どもをもうけました。 ピカソも恋多き画家で、つき合う女性が変わるごとに絵画の作風も変わりました。一時は“四角関係”という困った状況に陥りますが、その泥沼のなかで大作『ゲルニカ』を完成させています。 ダ・ヴィンチも恋に身を焦がした画家のひとり。男色家のダ・ヴィンチはサライという美少年を寵愛し、彼をモデルに蠱惑的な『洗礼者ヨハネ』という宗教画を描きました。あの『モナ・リザ』も、実はサライがモデルではないかといわれているのです。 本書では、そんな26編の物語をたくさんの写真とともに紹介しています。 小説や映画も顔負けの恋愛劇を心ゆくまで堪能してください。
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