絶望的な状況の中、明日への希望をつないだのが、本だった
シリア内戦下の町ダラヤ。政府軍により封鎖され、日常的に空爆される中、如何に人々が瓦礫の中から本を救出し、地下に図書館を作り、本を読むことによって救われ、絶望的な状況を生き抜いたかを描いた感動のノンフィクション。
図書館に憧れ、図書館職員として長い年月働いた者として、胸が熱くなるお話です。シリアの激しい戦闘にさらされた町で、図書を愛し、秘密の図書館を作って活動した人たちがいるのです。
命の危険を感じる中で、武器ではなくて図書を選んだ彼らが何より臨んだのは平和であり、平穏だったのでしょう。
図書には人を支える力があるのです。
現代、図書は軽んじられているような気がしますが、今一度、図書の大切さ、図書館の重要さを感じ取って欲しいと思いました (ヒラP21さん 70代以上・その他の方 )
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