全国学校図書館協議会による第53回夏休みの本(緑陰図書)に選ばれました!
ずっとペットを飼いたいと思っていたシャーロットがお誕生日のプレゼントにもらったのは、それはそれは大きくてまん丸な石!? 散歩は大変だし、えさも食べないし、なんだか思い描いていた憧れのペットのいる生活とは全然違うので、戸惑うことばかり。でも、まんまるいしのいいところを見つけようと前向きに一生懸命お世話をするうちに、まんまる石との間に友情が生まれ、石は彼女にとって大好きで大切な存在になっていって……。
思いがけず大きくてまんまるな石を飼い始めた少女が、戸惑いながらも少しずつ心の距離を縮めていく、とてもハートウォーミングなお話です。ラストにはあっと驚く展開も……!
海外の絵本らしい、個性的な色合いやかわいらしい絵柄も魅力的な一冊。文章量の多くない絵本ですので、本が苦手なお子さんも楽しく読んでいただけます。
『わたしのペットはまんまるいし』
原作タイトル:『What Pet Should I Get ?』
思わず「ペットが石!?」と驚く、ユニークで心温まる一冊。
表紙には、赤のギンガムチェックのワンピースとベレー帽をかぶった女の子、シャーロットが登場。彼女が抱えているのは、なんと「まんまるいし」!ペットを飼いたいと願っていたシャーロットに、誕生日プレゼントとして贈られたのは、期待していた猫や犬、小鳥ではなく、ただの石。石は抱きしめたり遊んだり、野菜を食べさせたりすることはできませんが、シャーロットはその石を本物のペットのように愛し、もし石が彼女を愛してくれるなら…と考えるようになります。
本書は、2021年の全国学校図書館・協議会による第53回夏休みの本(緑陰図書)に選定され、多くの子どもたちに親しまれています。ユーモラスで心温まる物語は、ペットへの愛情や期待がどのように形を変えるかを描いており、子どもたちに想像力と優しさを育んでくれます。
表紙からはわからないかもしれませんが、この絵本は恐竜好きな男の子にもぴったり! シャーロットと一緒に、ちょっぴり奇想天外なペットとの冒険を楽しんでください。ユニークで楽しい内容は、どんな読者にも楽しんでもらえることでしょう。 (マドレーヌさんさん 30代・ママ 男の子7歳)
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