「あー、わてにたくさんのうでがあったらなあ。田うえがあっというまにおわるんだが……」 今日も田植えをサボっていためんどうくさがりやのお百しょう・きさく。 ところが、うつくしい白キツネにであったことで人生が一変! キツネから六本のうでをもらい、村一ばんのはたらきものとなったきさくは、みんなにしたわれ、ついには村一ばん気だてのよい、よしさんをおよめにもらう。 しかし、白キツネは大きなひみつをかくしていて……!? のどかな時代、お百しょうさんときつねのユーモアあふれるかけあいを描いたオールカラー絵本。
きさくが白ぎつねにもらった阿修羅の腕は、本人だけの思いこみでした。それでも、白ぎつねの暗示の効果はとびぬけていました。
やる気になれば自己暗示で、信じられない力が出るということでしょうか。
素敵なお嫁さんまでもらってのハッピーエンド。
ちょっと変わったお話ですが、面白く読みました。 (ヒラP21さん 60代・その他の方 )
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