海を見下ろす山に、大きなくすのきが立っています。青い蝶は、この木がだいすき。暑い暑い夏の日、青い蝶はつぎからつぎへとくすのきのところにやってきます。青い蝶は何かをさがしにきているようなのですが……。自らはじっとその場にとどまり、たくさんの生きものたちのいのちをささえる木の姿を、美しい絵で描きだします。
くすのきが優しく語りかけてくれるようなお話でした。大地の母という感じで、虫や生き物たちを優しく守っているようでした。この本を読んでいて、自然の大きさとか偉大さとかが伝わってきて、とってもためになりました。 (イカリサンカクさん 20代・ママ 男の子3歳)
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