「るてえる びる もれとりり がいく。」 え・・・?何だ何だ、わからない。 「ぐう であとびん むはありんく るてえる。」 この不思議と耳をついて離れない詩は、日本を代表する詩人草野心平の作品です。 何と「蛙語」でかかれた詩だという。意識を持ってしまった蛙「ごびらっふ」の独白。 そう思い、声に出して読んでみる。何だか生命力にあふれているではありませんか。 そして絵をみると、幸せそうな気分も伝わってきます。 最後は、草野心平自身による日本語訳を読んで、すっと心に染み入る。 「音と絵で最初に詩を味わう」。これは、とっても面白い体験です!
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
草野心平の壮大なスケールの名詩が絵本になりました。 「るてえる びる もれとりり がいく。」ではじまる全編がカエル語の詩と、草野心平氏自身による日本語訳を、声に出して読んで、あふれる生命力を感じてください。
齋藤孝さん編集の言葉に出す言葉絵本のシリーズだったのでこの絵本を選びました。草野心平さんの詩の世界を美しい絵と共に楽しめる絵本でした。声に出す事によって言葉に輝きが増す事をこの絵本の御蔭で再確認出来ました。蛙語だけでは分からなかった事も巻末の日本語訳をつけて下さった配慮の御蔭で理解する事が出来ました。蛙というのはただ啼いているだけの様に思いましたがこれほどに崇高な事をの賜っていたとは!新発見でした! (なびころさん 30代・ママ 女の子1歳)
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