畑仕事や庭の手入れが大好きだったおとうさん。わたしたちをひざに座らせて、よく万年筆で絵を描いてくれたね。中学生、高校生と成長するにつれ、わたしの夢を支えてくれる存在に。大きくなって、家を出て結婚すると、おとうさんはおじいちゃんになりました。たびだちのとき、にわの花たちがいっせいに咲いて、さよならと言っているように見えました……。 おめでとう おめでとう この人生をまっとうした おとうさん おめでとう おとうさんとわたしの日々、その最期の日までをしみじみと、色あざやかに描き出します だれもが自分を重ねて読むことができる、人生が愛おしくなる絵本。
淡々と父親との思い出を描いた絵本です。
3人姉妹の次女の私と両親の5人家族。
父親との思い出が多いのは、そんな家族だったからでしょうか。
あおきさんに強い影響を与えたからでしょうか。
こんなに思われているお父さんだったのですね。
自伝的な絵本の中に引き込まれながら、涙腺が緩んでしまいました。
ほのぼのとした絵が、お父さんとあおきさんを包み込んでいます。
みんなに反対されたけど、お父さんが認めてくれた結婚。
お相手の顔は絵からはみ出ているけれど、そこに長谷川義史さんのお顔を想像したら。
お父さんがいて、長谷川さんがいて、今のあおきさんなのですね。 (ヒラP21さん 60代・その他の方 )
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