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ねずみの兄弟のチとキに、おいしいフルーツポンチをつくってあげたアッチは、ぼくにはなぜ弟がいないのかと、ふしぎに思いました。
大好きな『おばけのアッチ』のシリーズです。
ねずみのチとキは双子の兄弟で、アッチのお隣に住んでいます。
ある日、弟のキが病気になって何にも食べないのを心配したお兄ちゃんのチは、アッチのところへどうしようと心配そうな顔でやってきます。
アッチは、『熱があっても美味しいもの。頭が痛くても美味しいもの。食べたくなくても美味しいもの。食べるとたちまち元気になるもの。』を作ってくれます。
アッチがバナナの皮をむいているのを見て、チは大事な弟の為に自分で作ってあげたくなり、一生懸命果物の皮をむいたり切ったりしました。
出来栄えは、イマイチでしたが、弟のキは大喜びです。
そんな二人の姿を見ていたアッチは、自分も弟が欲しくなります。
こんな風に助け合ったりいたわりあったりするのを見たら、羨ましくて自分も兄弟が欲しいと思う気持ちがわかります。
一人っ子のあやちゃんも、兄弟のいるクラスのお友達のことが羨ましいようで、アッチの気持ちがよく分かるみたいです。
アッチの夢の中の弟達は、とても可愛らしくて、少しだけお兄ちゃん気分を味わえました。
それにしても、アッチが作るお料理は、いつも素敵で美味しそうす。
今回のフルーツポンチは、この本を読んだ子どもたちみんなが作ってみたくなりそうですよ。 (きんさんさん 40代・ママ 女の子5歳)
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