『海獣の子供』で人気の漫画家が圧倒的画力で描く、不思議でやさしい夜の絵本
森の中に打ち棄てられた1台のバス。 何十年もの間、忘れられて、錆びて、雑草や蔦がからまって、もうボロボロ。 ??ある日、とうとう手がはえ、脚がはえ、バスザウルスになって動き出した!
初めて歩いて疲れたバスザウルスがバス停で休憩していると、乗り込んできたのはおばあさん。 それから毎晩、決まった時間におばあさんを乗せてバスザウルスは夜をゆく。 だんだん乗客も増え、見えるもの、見えざるものを引き連れていく。
でもある晩、おばあさんの姿が見えなくなった。 バスザウルスはくる日もくる日もおばあさんを待ち続け……。
タイトルが気になって、手に取りました。
森の中に捨てられ、錆びついてしまったバス。
ある日、そのバスに手足が生えて、バスザウルスになります。
バスも、夜の風景も、ちょっと不気味な感じでした。
ギッチギッチャガタン
ズルズルがシャリ
ミシリカタリ
といった、擬音語が、耳に残ります。 (クッチーナママさん 40代・ママ 女の子16歳、女の子13歳、男の子11歳)
|