人魚と言ったら髪が金色で、甘くすんだ声で歌をうたうと思うでしょう? 勿論そうなのですが、中に一人だけ髪が赤くて、歌が苦手な人魚がいました。あまりにひどい歌声なので、いつもは皆と一緒に歌うことができません。ところが、ある日、大事件がおきそうになったのです。そして、歌のにがてな人魚のそのひどい歌声が、みんなを助けることになりました。苦手なことも素敵なことに変わります。
一人だけ他の人魚と違って、歌が苦手な人魚がいました。 その人魚シンシアの音痴は、先生の個人レッスンによってなおったようです。
シンシアが歌が苦手だったのは、音域が低くてダミ声だったこと。このコンプレックスを乗り越えたとき、彼女の歌は大きな活躍をしました。
絵本だけに、どんな声だったのか気にはなりますが、自分自身を活かすことで、コンプレックスを乗りこえるという、希望につながるお話です。 あとがきも素敵でした。 (ヒラP21さん 60代・その他の方 )
|