小五向けに描かれた「ドラえもん」を厳選!
まんが「ドラえもん」の成り立ちをそのままの形で生かした、初めての「学年別」ベストセレクション。 作者の藤子・F・不二雄先生が、読者の成長に合わせ、人生にとって大切な知識や知恵を込めて描いてきた名作を、子どもたちはもちろん、親世代や、学校の先生方にも再発見していただけるシリーズです。 「ドラえもん」は、小学生にとって、まんがの形を取った“総合的な学習”であり、本書はいわば、「ドラえもん」という“もう一つの教科”の教科書とも言えます。 もちろん漫画としての純粋な「面白さ」においても選りすぐり、子どもたちの一生の友となれる、ベスト・オブ・ベストの6冊ともなっています。
その『小学五年生』版は、「オールマイティーパス」「羽アリのゆくえ」など全17作品を収録。五年生が、国語、算数、理科、社会、図工、道徳などで学ぶ学習要素を、「同学年の」のび太と一緒に楽しく吸収することが出来ます。
ふきだしの中のセリフは原則として小学五年生までの学習漢字で表記。 巻末には早稲田実業学校初等部教諭の岸圭介先生監修による各話の学習ポイントを解説。 さらに、ジャーナリストの池上彰さんによる解説エッセイも掲載しています。
【編集担当からのおすすめ情報】 「のび太の地底国」というお話では、小学五年生のび太は、ドラえもんの力を借りて理想の「国家」を作ろうとします。民主主義とは? 独裁国家とは? というテーマが夢と笑いを交えて展開されるこの漫画のすべてを理解はできなくても、同学年ののび太の行動や心の動きから学べるものは多いはずです。 「ドラえもんに休日を!!」「ミチビキエンゼル」では、のび太が自分の判断で、自分を犠牲にしてもドラえもんを助けようとします。読者の子どもたちも高学年になると、”相手意識”がのび太と同じように成長し、きっとこれらの結末に共感できることでしょう。
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